【介護】ものすごく早い時間から食事を作り始めないといけない【20代前半】

職種：介護施設の調理師
年齢：20代前半

私はとある介護施設で調理師の仕事をしていました。その仕事は若い自分にはなかなか過酷な仕事でした。私は以前から寝ることが大好きだったのですが、この仕事をしてからと言うもの眠る時間を削られたと思います。

何故ならこの施設、職員が少ないせいでものすごく早い時間から食事を作り始めないといけないのです。私はほとんど毎日４時に起きて５時過ぎに出かけるという生活を送っていました。こんなに早く出勤する仕事に就いたのは初めてでした。

そして私もまだ若かったです。目覚ましがなっても起きれない日があって、その日は最悪でした。私がいない分、他の人に負担が大きくなって、出勤後にものすごく怒られてしまいました。

中には「若いからこういうこともある」とフォローをしてくれた従業員さんもいたのですが、一番偉い人に雷を落とされました。社会人としての自覚が足りないと延々とみんなの前でお説教されてしまって辛かったです。

その日から絶対に起きれるように、一番大音量の目覚まし時計を購入しました。時計の専門店に行って見つけた商品で、その分、財布に大打撃でした。それでも絶対に起きないといけないという自覚ができました。

半年くらい働いていると何人か私以外にも職員が入ってきたのですが、若い人はみんなことごとく辞めて行きます。給料は良いのですが、その分この過酷な仕事に断念してしまうみたいです。

１か月もせずに辞めていった子もいました。職員がどんどん辞めていくせいで、私たちの仕事は全然楽にならずに段々負担が増えて体調を崩してしまったことがあります。これにはさすがに身も心も疲れてしまって辞めたくなりました。

仕事も一人一人が担当する料理があって、失敗は許されません。それに時間配分も考えて毎日作らなければいけません。この重圧に耐えかねて、仕事が嫌になりました。ストレスも本当に半端なく溜まったと思います。良い職場とはお世辞にも言えませんでした。

これで人間関係が良かったらとどまる理由もあるのですが、人間関係も最悪です。対立しあう先輩たちを見ていたら、こんなと大人になりたくないと思わず思ってしまいました。

仕事柄協力が大事なはずなのに、いちいちけん制し合っていて、しかも派閥のようなものも出来上がっています。おばさんたちが多いだけにそういったところが面倒くさく、怖かったです。こんな職場なんてさっさと辞めてしまいたいと思いました。ストレスが山のように溜まって辛かったです。