【アパレル】もし流産でもしていたら一生後悔していた【30代前半】

2014/10/21 2014/11/18

年齢：30代前半
職種：アパレルメーカー（女性）

20歳の時からアパレルメーカーでパタンナーとして働きはじめました。大好きなファッション関係で、仕事は自分に合っていました。このまま続ければどんどん上を目指して行ける気がしていましたが、そうは行きませんでした。

あるとき、結婚する事になりました。結婚しても勤務は続けて仕事には支障の出ないように心がけました。その後、妊娠出産しても仕事を続けるつもりでいましたが、どうしても続けられなくなりました。妊娠中も元気でバリバリの方もいらっしゃいますが、私は特につわりがひどかったのです。

匂いに敏感になりゲーゲー吐いて、グッタリして仕事が出来なくなりました。とくに電車に乗るのが地獄でした。通勤電車の30分を立っているのがきつくて辛くて、グリーン車に移りましたが満席で泣きたくなりました。

やっとの思いで会社に着くと、トイレに駆け込みゲーゲー吐いてから仕事開始。会社はエレベーターのない3階建てのビルでしたので、
書類を持って上ったり降りたりが辛く、お腹がパンパンに張って苦しかったです。上司の男性には「これだから女は嫌だねえ」と言われました。

また、過去に妊娠中も元気で勤務した人の話を聞かされました。「あの人は９ヶ月まで満員電車で通勤していた」とか「出産の前日まで重い荷物を運んでた」などです。個人差を無視した発言はやめてほしいと思いました。

仮に男性なら体育会系の人とオタク文科系の人で体力を比べたりするのでしょうか。人それぞれに体力の違いがあるように妊婦それぞれにも違った経過がある、という事を理解してほしいと思いました。ついに妊娠６ヶ月の時に出血しました。どんどん出血して止まりません。

お腹の赤ちゃんは無事でしたが、医師からは絶対安静を言い渡されました。もうだめだ、どうしようと悩みましたが決め手は専門学校時代の友人の言葉でした。「仕事には代わりがあるけど、赤ちゃんのお母さんはあんたしかいない。代わりなんてないんだよ！」

これで目が覚めました。もう辞めよう。仕事より赤ちゃんを守らなきゃ。と、ようやく決心できて退職を申し出ました。職場は私が抜けてパニックになりましたが、誰か新人を募集したようです。でも、その何年か後には会社そのものが潰れたそうです。

今は無事に産まれた我が子と元気に暮らしております。専業主婦なので収入面では苦しいですが仕方ないです。もし流産でもしていたら一生後悔していたと思います。

あなたはこの人の仕事を辞めた理由、辞めたい理由をどう思いますか？率直なご意見を是非お聞かせください。気軽にコメントを書き込んで頂けると幸いです。