【商社】一番決定的だったのは、自分には関係ないトラブルに対して濡れ衣を着せられたこと【20代後半】

職種：専門商社
年齢：20代後半

とにかく人間関係が嫌でした。男ばかりの職場に、大学新卒・アシスタント職で入りましたが、若い女性新入社員だったこともあり、言葉のセクハラも日常茶飯事でした。

職場で災害時用に緊急連絡網があり、携帯番号を載せていたのですが、勝手にそれを見てアプローチの電話をかけてきたり・・・。（しかも相手は既婚者！！）

一応女性はもう一人いたのですが、定年再雇用の６０代のおばちゃんだったため、相談してもかえってやっかまれてしまい、困りました。

さすがにボディタッチなどはありませんでしたが、言動だけで十分訴えられる範囲だったと感じています。ひとりぼっちで誰にも相談できず、辛い日々でした。

また中小企業でワンマン社長のため、誰もがおかしいと思うことであっても、それが社内では平然とまかり通っていました。役員も同族で固められているため、誰もさからうことはできず・・・。

尊敬できる上司であってもやはり社長には逆らえず、休憩室で愚痴をはいている姿をよく見かけました。明らかに仕事をサボっている人と同じ空間で、残業してまで自分の仕事をこなすことに、むなしさを感じました。

こちらはサービス残業をしているのに、役員は自分のデスクで居眠りをしているなんて、ありえないと思います。どんなに仕事に熱意を持っている社員がいても、上の人間のふるまいで意欲をなくしてしまうんだな、と感じました。

社員のやる気をそぐ経営者の下で働くことに、喜びを見出すことはできませんでした。そこを割り切って、おかしいと感じながらもゴマをすれる人間であれば、きっと取り巻きとして楽な会社生活をすごせると思いましたが、私には無理でした。

一番決定的だったのは、自分には関係ないトラブルに対して濡れ衣を着せられたことです。私は全くノータッチだったことは周囲の人間も把握しており、直属の上司にもきちんと無関係であることは報告していたのですが、それがきちんと人事部に伝わっておらず、社員全員の前で叱責されました。

悔しくて悔しくて涙が出そうになりましたが、ここで泣いたらかえって自分の非を認めることになると思い、必死に我慢しました。二年半ほど勤めた会社ですが、この出来事をきっかけに転職活動を開始しました。

通常であれば次の職場が決まってから退職の意思を伝えるのがセオリーですが、この頃は若かったこともあり、仕事を辞めようと思った次の週には、上司に退職の意思を伝えていました。