【ホテル】そんなところに座っていないで営業にでも行け！【30代前半】

年齢：30代前半（男性）
職種：サービス業（ホテル業）

過去に勤めていた会社での話です。２０歳ぐらいから専門学校を卒業し、ホテルへ勤めました。専門学校も観光ビジネスを専門で習っていましたので、接客の仕方、ホテルでの英語など、２年ほど勉強していました。それでホテルへ勤めたのですが、そのホテルは名前こそホテルとついていましたが、どちかかというと温泉旅館みたいなものでした。

観光地にあるホテルだったのですが、冬はスキー客、夏はゴルフやアウトドアといった感じのお客様が結構みえていました。しかし、ホテル自体が老朽化しており、木造だったのです。小さいホテルでしたので、仕事の方はフロントだけではなく、バスの運転手や、お膳下げ、お部屋の布団敷きなどほぼ全部していました。

仕事の時間も朝７時から夜１０時までとかいうのも、当たり前でしたし、サービス残業も当たり前でした。そんなところでも、周りの従業員はとても優しく、寝泊りにお金もかかりませんでしたので（食事・寮完備）お金は残りました。ただ、社長と意見が全く会いませんでした。機嫌のいい時はいいのですが、悪くなると手に付けられません。

いつもと同じように仕事をしているのに、「なにをとろとろ仕事しているんだ！」「そんなところに座っていないで営業にでも行け！」というような感じでした。

私としては、変りなく仕事をしているつもりなので、どうしていいかわからず「はい」と返事をしてその場からいなくなるという事が多かったように思います。

今にして思えば、そこで反論しても良かったのかもしれませんが、そんな性格ではないのでおとなしく聞いていました・・・。それが悪かったんだと思いますが、それで私の方が爆発してしまいました。仕事中に注意をされ、「あああああああああー」みたいな大声を出してしまいました。

ストレスがたまっていたんだと思います。抜け毛も増えましたし、その人の顔を見るのも毎日苦痛でした。そんなことで感情が抑えきれなくなりそんな大声を出してしまいました。周りの従業員はびっくりしていましたし、社長もびっくりしていましたが、私はその勢いで「会社をやめます！」と口にしていました。

社長はびっくりしていましたが、「わかった。好きにしろ」という返事でした。社長以外の人はとても優しかったので、周りのみんなは「辞めないで。一緒にがんばろう」と言ってくれましたが、私の気持ちはもう折れていましたので、退社することになりました。仕事は人間関係が一番だと思います。仕事内容なんかより全然大事です。