【アパレル】契約更新のたび「来年は給料上げるから」【30代前半】

年齢：30代前半
職種：インポートアパレルブランドのレディース服の販売

当時私の勤務していたお店は全国の百貨店でダントツに売り上げの良い有名な百貨店でした。当然、お店の売り上げも社内で全国1位。その中で、私は入社キャリアは店の中で比較的浅い方でしたが、着実に実績を重ね、売り上げも管理職の次によい成績を作っていました。

しかし、務めていた会社が日本のアパレル商社だったのですが、何しろお給料が安い。業界の中では、「けち」と有名だったのですが、入社当時も前職の年収を保証すると口頭ではいった物の、入社時書面での取り交わしをしてくれず、入社してから「この金額は払えません」という始末。

それから毎年、契約更新のたび「来年は上げるから」という言葉を繰り返し、毎年着実に成績を伸ばし、よいお客様を作っていた私に成績を鑑み、「本当は上げてもいいんだけど、どうしても、ブランド全体の実績が厳しいから今年は保留にさせてくれ」と言われました。

良いお客様に恵まれ、実際約15年いまだに続いているお客様もいるほどで仕事はとても好きだったこともあり、またブランドの服が好きで魅力的だったため続けていきたいと思っていましたが、非常に経済的に苦しい生活を強いらていました。

そんな中、お店で盗難があり、私はその時他のお客様を接客しながら他の人のフォローまでして、売り場から離れたレジに行っていたので、盗難の場面にかかわる事すらできない状態でした。しかし、盗難をされたスタッフが「私がフォローしなかったからだ」と、責任逃れを会社に直談判し見当違いの濡れ衣を着せられました。

盗られた物を扱っていたスタッフと、犯人を接客していたスタッフがまた別にいましたが、その犯人を接客していたスタッフが自分の相手にしていた人が犯人だという事を隠すために、「誰だかわからないけど、」とまで嘘をつき、物を扱っていたスタッフに私がフォローに付かなかったことを原因として大きく取り上げ、自分のミスを隠しました。

その報告を受けた本社の人間は、その日不在だった店長や、私に事実関係を確認しようともせず全国に「こういったミスで盗難になってしまった」と、メールで注意喚起を配信しました。すべて言ったもの勝ち、の状態と、惰性の報告をうのみにする本社と、お給料の事と言い、うやむやにごまかす体制にいい加減うんざりさせられました。

5年目の契約更新の時、また「来年は上げるから」と、言われ、そういわれたらもう退職を願い出よう、とあらかじめ知り合いのつてで年収アップの条件の会社を紹介されていたので、退職をさせていただく旨伝えました。すると、「お給料、上げるから」と言われて引き留められ、本当に腹が立ちました。すっきりと、後悔なく退職させていただきました。