【マーケティング】暴言以外の何者でもないような人格や容姿についてまで言及されるのは耐え難い屈辱でした【20代後半】

職種：マーケティング
年齢：20代後半

会社という環境は、特殊な場所だと思います。意地の悪い人やわがままな人、自分とウマが合わない人などが、どんな職場でも存在する可能性があり、尚且つそれを自分で選択できないという意味で、プライベートの人間関係とは大きな差があります。

この点に関しては、実際に入社して働いてみないとわからない部分であり、入社前後に非常に不安に感じる部分でもあります。

私は社会人として働いて、前述したような会社独特の人間関係に悩まされた時期もありましたが、「これも社会人として必要なこと」だと受け止めながらどうにか乗り越えながら仕事に励んできました。

転機が訪れたのは社会人３年目のときでした。かねてから希望していた業種・職種を募集している求人広告を見つけたのです。舞い込んできたチャンスを逃さないよう、私はその会社の採用試験に受かるために全力を注ぎました。

その努力が実り、自分が本当にやりたかった仕事に就くことができました。しかしながら、晴れ晴れとした気持ちはそう長く続きませんでした。

「頭も良くないし、言葉遣いも幼い」
「仕事できないみたいだけど今まで何やってきたの？」
「顔も良くないし良いところないよな」

ほんの一例ですが、このようなことを言ってくる上司が職場にいました。仕事の不出来ならもちろん反省しますが、暴言以外の何者でもないような人格や容姿についてまで言及されるのは耐え難い屈辱でした。

自分の夢のために、その悔しさを仕事への活力に変換し、いつか見返してやろうと努力してきましたが、とうとう精神を病んでしまい、就労が不可能な状態になりました。

３ヶ月の休職の後、復帰できる見込みがなかったため、退職するに至りました。

暴言を許容する、あるいは見逃すような環境がそこにはあり、それに抗うこと（件の上司に立ち向かうこと）は難しい状況でした。業務とは別のところで発生する、解決できる見込みがない問題に直面し、私の力ではなすすべなく立ち去ることしかできませんでした。

退職に至るまでのプロセスを全て会社ないし暴言を吐く上司だけのせいにするわけではありませんが、会社側のマネージメントが私には適合しなかったのは事実です。

仕事を失ったと同時に、そこで夢を失ってしまったことが大きな問題でした。職歴に傷が付いてしまったのは事実であり、私の精神状態の回復も芳しくないような状態では、社会復帰も厳しいです。

おそらくもう自分の夢に挑戦することはないでしょう。しかしながら、自分の人生を少しでも取り戻し、挽回するために地道に努力していきます。