【飲食】さすがにアルバイトレベルのスタッフに暴力はふるいませんが、嫌味や暴言は時々ありました【30代後半】

職種：飲食業
年齢：30代後半

調理関係の仕事が向いているのではないかとすすめられて、とある飲食事業を展開している会社に入ることにしました。それが３０代なかばのことです。

私はアルバイトで入りました。社員候補で入ってくる方もいましたが、最初は固定給１５万円ほどですが、保険などは一切ないので時給計算するならばアルバイトの方が確実に稼げていたと思います。

というのも、ほとんど社員候補で入った人は研修期間を待たずして辞めていくからです。私はこの会社で３年弱しか在籍しませんでしたが、その間社員候補として入ってきて何人辞めていったかよく覚えていません。

それほどに出入りが激しい業界なのだと思いました。ちなみに社員となり残っている人は３年弱の間１人だけです。この方は前職がかなりのブラックだったとのことで何でも我慢できると言っていました。

家族を養わなくてはいけないのと、パソコンを使うのが苦手なので、この仕事しかしたくないというようなことを言っていたそうです。私自身は入って数日で、ピーク時の店長の怒声、罵声、暴力が怖くてすぐに辞めたくてたまりませんでした。

ですが、やはり年齢的なこと、金銭的なこともありもう少し我慢しようと思ってだましだましやってきたような感じでした。さすがにアルバイトレベルのスタッフに暴力はふるいませんが、嫌味や暴言は時々ありました。

一番多かったのは機嫌が悪くなると完全無視を決め込むことでした。挨拶をしてもよその方向を向いて言葉だけ「おつかれさまです」と言うだけで、それ以上は話しかけられない空気を常に出していました。

一方気に入った学生アルバイトの子には仕事ができなくても甘やかし、気に入らない子はいじめて辞めさせるか、嫌な仕事をたくさんさせるかという横暴ぶりでした。

学生アルバイトも頭のいい子はすぐに空気を察して１ヶ月以内にささっと辞めていったり、理由をつけて長期オフという形にしてそのまま辞めていったりと、やはり辞める人数が多かったです。

辞めたいと思った一番の原因は人間関係にあります。自分さえ良ければという考えのスタッフばかりが残り、自分が嫌な思いをしないために店長にお世辞を言い、誰かターゲットを作り悪く言ったりいじめをしたりという何とも情けない職場雰囲気になったからです。

私も同僚だった人たちからあることないこと言われて、言われていることはわかっていましたが証拠がないため我慢していました。これ以上ここで働く必要はないなとはっきり悟り、退職しました。ちなみに退職を了承しましたという連絡すらよこさない職場でした。