【接客】退職を申し出た時の上司や経営者の顔は、本当に面白かったです【20代後半】

業種：ショールームスタッフ
年齢：20代後半

入社した際に人事の人が説明してくれた仕事内容が違っていて、まずそこに違和感を感じました。入社してみると、人事の人は社員の仕事をあまり把握しておらず、ハローワークでの求人登録や面接時の説明等が曖昧であったことに気がつきました。

ショールームスタッフをしながらデザインをすると聞いていたのに、その名前以上に仕事の幅は大きく、先輩もおらず私１人で対応するには荷が重いものでした。

会社の受付やショップ対応、営業サポートなどの営業の仕事をしながらデザイン業務もするのですが、これもまた専門性を求められる事が多く、チラシやパンフレット、DMなどやった事ないものばかりで大変でした。

なんとか仕事をこなしていましたが、更に大変なのが会社の思いつきで上司が度々変わる事でした。仕事で成果を残しても度々その評価はリセットされてしまうし、女性の上司の時は贔屓が酷く、気に入った人にしか仕事を回さないので困ってしまいました。

また、イベントの際には、案内状や看板などの制作物一式を担当するのですが、その仕事以外にも雑務を沢山任せられ、イベント当日も受付として立たされたり、説明スタッフに回されたりとヘトヘトでした。営業の仕事でないもの、事務の仕事でないものはすべてまわってくる状態で、それを上司に伝えても解決には至りませんでした。

悔しくて悲しくて、夜寝る前に涙が止まらない時もありました。でも、会社からの評価は高く、よくお褒めの言葉をいただいていたので何とか耐えて頑張りました。

でも、何年経ってもそれほど給料は上がらず、役職が付きません。営業のサポートという仕事のせいか立場も低く、私より後に入った営業の方が偉そうな態度です。良いように使われているだけではないのだろうか？と思い始めてから、転職の言葉ばかりが頭に思い浮かびました。

そんな中、またイベントがあり、私も制作物やショップ対応で忙しい中、出張で準備に連れて行かれました。前日入りして、会場のセッティングからの準備です。

夜は近くの居酒屋で食事ということになったのですが、その後カラオケに行こうという話が出ました。私は遠慮させて頂いたのですが、他の人は朝方までお酒を飲んでいたようです。

イベント当日だというのに、皆お酒の臭いをさせて具合が悪そうに立っていました。私は当日までこんなにヘトヘトになって準備をしてきたのに、という思いがついにピークに達して、真面目にやることが全てがバカらしくなってしまったのです。そうして私は在職したまま転職活動を行いました。

退職を申し出た時の上司や経営者の顔は、本当に面白かったです。何もできない夫が嫁に捨てられる時の顔という感じでしょうか。なぜ？どうして？今まで反抗なんてしない子だったのに。と、慌てふためくばかり。

とても凄い引き止めに合いましたが、私の決意は変わりませんでした。仕事内容が幅広いだけに、後任もなかなか決まらず、結局後任がいないまま退職しました。もう会社の都合のいい駒は懲り懲りです。