シゴヤメ

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【介護】そのままズルズルと務めて後悔するような気がしたら,思い切って別の世界をのぞいてみるのも良い【20代後半】

      2015/06/29

職種:介護福祉士
年齢:20代後半

大学で資格をとって働き始めたころは,施設からも大歓迎され,ご老人のお役に立つ仕事ということでとてもやりがいがありました。

日々一生懸命に働き,少々疲れていてもいつも笑顔で対応することを心がけていたもので,とても満足感を感じながら働いていました。

職場でもベテランになっていましたが,いつか回りを見渡すと私と同期入社の人は一人も残っていませんでした。皆厳しい勤務環境に早々に見切りをつけて転職していったのです。

私も3年を過ぎるころから,自分自身の将来を考えるようになり,今のままで本当に良いのかと悩んではいましたが決心がつかずに,ずるずると仕事を続けていました。

私の回りにいた同僚が一人二人と転職していったことは分かっていましたが,臨時の出勤などの際に積極的に手を上げて喜んで行くなど,まだまだ初心のころの熱意が心の奥に残っていたからかも知れません。

それでも折に触れ,介護の仕事はキツい割にお給料こが少ないので,転職するならまだ若い今のうちかな,と日々悩んでいました。
テレビ番組のなかで,高齢化社会に向けて介護職の重要性,必要性が報じられ,少し手当が上がったりしたこともありましたが,まだまだ十分とはほど遠い現実です。

ニュースなどを見ても,国は将来の介護職を海外からの出稼ぎ外人に国内の資格を与えて対応する方針のようで,現在の私たちの待遇をこれ以上良くする必要はない,と考えているのではないかと話し合ったりもしました。

そんなことを考えたり,話し合ったりしていると何だか空しくなってきて,転職を真面目に考えるようになりました。早々に退職した友人たちとも,時々外で会ってお茶や女子会をすることがよくありましたが,皆口を揃えて「辞めて良かった。今の仕事はキレイで神経を使うこともないし楽だわ」というようなことを言うのです。

「いつ辞めるの」と私も辞めることが当り前という感じで話されることもいつものことでした。いきなり辞めることはできませんので,年度末に辞めるなら秋頃に施設側に意思表示する必要があり,転職するかどうかを本気で悩み始めました。

とうとう私はいろいろ考え,親や友人にも相談して,ついに転職することを決心しました。次の職もそれから探し始めましたが,なかなか良いものはありませんでした。

それでも正社員というわけにはいきませんでしたが,パートで衣料品販売店の店員に採用されました。もともと実家から通勤していましたので,近くのお店に務められて通勤時間も短くなりました。

それ以上に,仕事自体の内容がこれまでと正反対のきれいな仕事でしたし,レジでお客さんの相手をするのも新鮮でとても気持ちよく働いています。

もちろん,お給料は以前よりも大幅に下がりましたが,身体と心の疲れをあまり感じることなく日々楽しく働くことができる現状にとても満足しています。

仕事をしていて,今のままでいいのかな,と悩むようなことがあったら一種の黄信号かも知れません。そのままズルズルと務めて後で後悔するような気がしたら,思い切って別の世界をのぞいてみるのも良いのではないかと思います。

お友達や家族の意見も聞いてみて,自分が納得できる結論を出すことが大事だと思います。

 - 辞めた理由 ,

あなたはこの人の仕事を辞めた理由、辞めたい理由をどう思いますか?率直なご意見を是非お聞かせください。気軽にコメントを書き込んで頂けると幸いです。

Comment

  1. 仙谷一曹 より:

    私は今42歳の独身女性で7年前から介護ヘルパーの惨めな待遇と仕事内容に不満と限界を感じて看護師を目指しています。紆余曲折あっても看護学校を目指すために厳しい受験に挑むために貯金と生活のためにと割りきって介護福祉士までとって介護施設を転々として来ました。派遣社員も正社員も経験踏んだもの出口のない閉鎖的な中年女たちの墓場と思える主婦レベルの仕事内容と私的感情が入り交じる泥沼化した長時間変則勤務シフトに拘束されて、重労働に見会わない薄給は何時も何処も何年経っても変わりません。介護ヘルパーの仕事を長年勤めても身につくスキルは肉体労働の技しかなく、一般社会で役立つ社会性や常識性は育ちません。長時間の拘束と肉体的、精神的な苦痛と人間関係のストレスが私生活に影響したことで私は受験に挑む気力まで蝕まれて、時間が安定した異業種の仕事を探して受験へのステップに活かそうと動きました。しかし、介護職しか経験がない何もスキルがない中年女には年齢制限等がネックで異業種に自分のやる気を伝えても跳ね返されます。このままでは一生涯介護しかできない使い勝手のいい安い労働者で潰れてしまうことが怖い、介護職から抜け出せない中高年社会人の不安に対する突破口はないのか、真剣に足掻いている人が多くいることにも社会は目を向けるべきです。

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