【医療事務】受付は病院の顔なんだよ。外でそうゆう格好されちゃ病院の品位が落ちるんだよね。【20代前半】
2015/06/10
職種:医療事務
年齢:20代前半
当時、私が仕事を辞めたいと思ったのはいやがらせとパワハラが原因でした。その病院には元々二人の医療事務員がいました。そのうちの一人が仕事を辞めることによる欠員の補充ということで私が勤務することになりました。
その病院は人工透析など専門的な設備のある病院でした。医療事務経験はあったのですが、それまではクリニックなどの専門的な設備のないところでの勤務が主だったので、大きな病院で専門的な設備のある病院は初めてでした。
当初、辞める予定だった方が退職までの三ヶ月間私に指導と引継ぎ作業をしてくれる予定でした。しかしその方が私が来て一ヶ月ほどで体調を崩し入院となりそのまま繰上げで退職ということになってしまいました。
私はなんとはそれまでの一ヶ月で教わったことを頼りに一人での業務を始めました。最初のうちこそ先輩であるもう一人の方がフォローをしてくれていたのですが、一ヶ月も経つと態度が変わってきました。
教わりきれずに終わってしまった人工透析の詳しい算定業務と雑務。同じ業務をやったことのあるはずの先輩に教えてもらおうと声をかけたのですが「私わかんない」と言われ結局そのままどこかへ行ってしまい教えてもらえませんでした。
その時はとてもショックでしたが、病院の収益にも関ってくることなのでできないからやらないと言うわけには行かないので、退職された方が残してくれた過去の資料などを探し出し、深夜まで残りなんとかこなすことができました。
医療事務をやっている方ならよくご存知かと思いますが、診療報酬の改定は二年に一度行われます。どの資料も何年の前のものでずいぶんと算定の仕方が変わっていて診療報酬点数表とにらめっこをしていました。
どうしてもわからないことは、何度もお願いして教えてもらいました。この頃を境に先輩の態度や行動が徐々にエスカレートしていきました。一日が終わると、その日に来た患者さんのカルテのチェックやカルテ棚の整理があるのですが、先輩は一切やらなくなりました。
「残ってるけど、ちゃんと仕事やってから帰ってよ」と言って自分はさっさと帰ってしまうのです。残業をしてタイムカードにつけても勝手に訂正されていました。
だんだん口も訊いてくれなくなり、業務連絡でさえメモ用紙にペンで殴り書くようにして私の前においていくようになりました。雑務も全て私に押し付けるようになってきました。
机の上に山積みにされた未チェックカルテ、問い合わせが必要な書類、倉庫に運ばないといけない大量の過去のレセプト。そして何枚もの業務連絡が書かれたメモ用紙。
この頃にはその先輩と仲の良かった看護師さんまでもが私を無視するようになっていました。毎日のようにこれが続き私の心が折れそうになっているとき、なぜかまったく接点のない上司と院長に呼び出されました。
「○○さん(先輩の苗字)から聞いたんだけど、毎日派手な格好で出勤しているんだって?いくら病院で制服があるからって、受付は病院の顔なんだよ。外でそうゆう格好されちゃ病院の品位が落ちるんだよね。」と言われました。
何のことかさっぱりわからずとても戸惑ったのを覚えています。出勤にはジーパンとTシャツというラフな格好で出勤していたはずなのに、むしろ派手なのは先輩のほうだったのに。
日々のいやがらせとこのよくわからないことを言われたことがあいまって泣きそうになりました。しかし社会人にもなって上司に叱られ泣いたとなればみっともないと思い耐えました。
すると上司に「ほらその顔。○○さんも言ってたけど、そうゆう顔患者さんにもしてるんでしょ」と言われました。自慢ではないですが、私はどんなにいやなことがあっても患者さんには笑顔で対応していたので、患者さんからの評判はかなりよかったのです。
それなのに何をどう捻じ曲げ上司にどんなことを言ったのか、思いつきもしませんでした。気づいたら私は泣いていて、それを見た上司がとりあえずしばらく監督をつけるから今日は仕事に戻りなさいと開放してくれました。
医事課に戻ると先輩がニヤニヤしながら私のことを見ていました。腹が立つとかそういう感情はすでに起こらなく、その日はただ無心に業務をこなし終えました。
そんなことがあってから、いつの間にか私は毎晩仕事をしている夢を見るようになっていきました。かならずミスをして嫌味を言われる夢でした。目が覚めると早朝四時。それから一睡もせずに仕事に行きました。
そして毎日最悪の日を過ごしました。出勤が辛くて朝に泣き、先輩の顔を見るのが怖くて出勤してロッカーで泣き、昼休みは午前中の苦痛で食事もせずに泣き、閉院後一人で雑務をこなしながら泣き、帰宅の車の中で泣き、帰ってからも今日一日が辛くて泣き、風呂で泣き。
食事も喉を通らずに一ヶ月で七キロほど痩せました。寝るとまた夢を見るのが怖くて、だんだんと不眠になっていきました。休日も外で会うかもしてないと恐ろしくて引きこもるようになりました。
仕舞いには気分を紛らわせるために自傷行為をするようにもなりました。こんな生活を四ヶ月続けたある日、母親に心療内科に行ってみようと言われ、なんとなく気が引けたけど行ってみることにしました。
重度のうつ病になっていました。先生はすぐに仕事を休んだほうがいいと言って診断書を書いてくれましたが、受理されませんでした。二人しかいない窓口で休まれたら困る。と言われ診断書を返されてしまいました。
身体も心も限界でしたがこう言われてしまった以上は従う他なく、投薬治療をしながら仕事を続けていきました。しかし投薬治療をしていると言えど毎日のストレスのほうが上回り薬の効果も思ったほど得られませんでした。
ついには先輩や看護師さん、先生と話をしようとすると声が出なくなってしまい、どうしても続けられなくなりその病病院を辞めました。
何年も前のことでうつ病も5年かけて完治しましたが、いまだにこの時の事を思い出すと涙が止まらなくなります。今回このような場をお借りできたので当時のことを綴らせていただきました。
あなたはこの人の仕事を辞めた理由、辞めたい理由をどう思いますか?率直なご意見を是非お聞かせください。気軽にコメントを書き込んで頂けると幸いです。
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Comment
透析で働いてるのは性別、職種に限らず陰険で根性ねじ曲がったのが多いから。
自分は透析してる患者なのでものすごくわかる。
まるでその状況が目に見えるようで。
とにかく、よくがんばったねと、讃えてあげたい。
自分もかなり頑張り屋だけど、この人の頑張りというか忍耐力には頭が下がる思い。
ただ、もし今度こんな目に遭うことがあったら、
自身の体や気持ちを優先させてあげてほしい。
それにしてもその透析病院はマジでクソだなと思う。
医者からの診断書まで提示してるのに病院側の都合ばかり。
そんな病院は患者の扱いもお粗末にちがいない。