【介護】仕事をしに来ているはずなのに本来の仕事もできず、勤めている人はいがみ合ってばかり【30代後半】

職種：介護事務
年齢：30代後半

通信講座で介護事務の勉強をしたのでそれを生かせたらと思い、自宅近くの介護施設に事務員として就職しました。普段の仕事は事務仕事の他、リネンや介護用品の納品の際の立会、施設を見学にきた方への案内、入居しているご家族との連絡係、入居している方のお話相手、入居者に頼まれて行く買い物の代行、など幅広くこなさなくてはなりませんでした。

外出していた入居者の方が大きな荷物を持って帰られた時は、それをお部屋まで運ぶお手伝い等もあり、事務職とはいえ椅子に座っている時間の方が短いくらいでした。

ある日、いつものように入居者の方のお話相手になっていたのですが、介護職の方から、介護の資格もない人が入居者と話をして悪影響があったら困る、と言われました。

実際は入居者の方が話されることに、ただ相槌を打つだけですし、それが何の悪影響になるのだろうという感じだったのですが、どうやら介護職と事務職との間に壁があったようです。

介護職の方は事務職を「ただ座ってればいいと思っている」と思い、事務職は介護職の事を「入居者に対して、もっときちんと対応して」と思っていたようです。事務職の先輩に教えてもらうまで気付きませんでした。

ただ、入居されている方には痴呆を患っている方もいたので、確かに介護の資格がないとまずい部分もあるのか、と思いその日から先輩と相談して入居者の方のお話相手は控えるようにしました。しかし、また別の介護職の方が、入居者の話相手さえできないなんて能力がなさすぎる、と言いだしたのです。

もう、どうしていいのかわからくなくなってしまい、その時は施設長に間に入ってもらって、事務職の人は入居者の方が話しかけてきた場合に限り話相手になる、という事になりました。なんだか、こんな事も大騒ぎしないといけないのか、と自分の職場が情けなくなり入居者の方にも申し訳なく思いました。

その後も休憩の取り方や、施設の案内の仕方が悪いとか、事細かに嫌がらせと思える細かい注文を介護職の方から受け、それに振り回される事が多く、事務仕事なんてできない日が続きました。

3か月に1回の施設内ミーティングの時に、私の先輩と介護職の方が言い合いとなり、書類やペットボトルのお茶が飛び交うようなバトルになってしまいました。

私はそれを見て、仕事をしに来ているはずなのに本来の仕事もできず、勤めている人はいがみ合ってばかりで、ここにいても何も得られない、と思い翌日辞表をだしました。

半年も務めていなかったので自分の職歴にキズがつくかな、とも考えたのですがそれさえも、どうでもいい、とにかくここから早く離れなきゃ、という思いでした。