【事務】労働裁判もかかえていた事務所だったのに、自分の事務所は残業代もきちんと払わない【20代後半】

職種：法律事務所　
年齢：20代後半

夫婦で経営されている法律事務所で働いていました。ご主人が弁護士、奥様は事務を担当されてました。この夫婦が、かなり付き合いづらい夫婦でした。夫婦でお互いの短所を助長しあっているような。

特にひどかったのは奥様でした。事務所で起こる不都合なことはすべて私たち事務員のせい。渡した書類も見てないといい、書類を確認してもらってOKをもらったのにその書類に不備があると、あの事務員が悪いと言い出す。

裁判所で、なるべくこの書類は午前中に提出してほしいと言われ、それを伝えると、「法律で決まってるわけじゃないもの、かまわないわよ」と奥様に言われます。

ですが、裁判所からいつも注意を受けるのは私たち事務員です。裁判所で怒鳴られたこともあります。「あなたの事務所はまったく言うことをきいてくれない！何度言ったら分かるんだ！」と。それを奥様に言ってください…とはさすがに言えず。

相手の立場になって考えるということが出来ない方だったと思います。裁判所に行くたびにイヤな顔をされ、嫌みを言われるということはどういうことかということをまったく分かってくれない。何度も説明したのですが、改善もされず。

残業代もきちんと払ってもらえませんでした。労働裁判もかかえていた事務所だったのに、自分の事務所は残業代もきちんと払わない。事務所の実態と抱えてる案件が合ってない。そんな事務所でした。

また、事務所の近所に公立の図書館があったんですが、奥様が個人的に借りてきた本を事務員に返してきてということもたびたびありました。公私の区別すらつかない人が法律にたずさわっているということに理不尽さを感じていました。

そんな自分の伴侶を注意もせず放置しているご主人の弁護士。依頼者に対しては常に上から目線。いつも「○○やってあげる」と言ってました。お客様なのに。

依頼者が亡くなったときも「あの人死んじゃったんだって」とあっけらかんに言う弁護士。弁護士のイメージが崩れました。そんな人ばっかりではないことは分かってるんですが。

こんなことが毎日起こる中で、この夫婦、いなくなればいいのに…と思うようになりました。こんな考えが自分に起こるとは、かなりの衝撃でした。どんなに嫌いな人でもその死を願ったことはなかったのに、その夫婦に対しては死を願ってしまった。それくらいイヤな人たちでした。

そばにいると私がダメになる。おそろしいことをしないうちにと思い、退職を決意しました。