【営業】この会社にいたら結婚できない。できてもすぐにぶち壊される！【20代後半】

職種：営業
年齢：20代後半

街の情報誌の営業をしていました。まずは激務で、休みが終わるたびに何度もやめたいと思いました。勤務時間はフレックスタイム制を導入しており、「1日の内コアタイムを含む8時間勤務」という規定でしたが、実際は9：30出社、22時退社の毎日…。

しかもフレックスタイム制＝「自分で仕事を調節して8時間で終わるようにしてね、残業は知らないよ」を合法に押し付けるようなもので残業代も月にほんの数百円のみ。基本給がそこそこ良かったのですが、時給にすると恐ろしく低く、額面に騙されたような気分になりました。

第二に、先輩からお客様を引き継いで営業活動をしていたのですが、先輩の営業スタイルと比較され、「前の子はあれしてくれた、これしてくれた」と社内規則破りまくりの無理難題の嵐…。

中には「前の子はプライベートでもめっちゃ付き合ってくれたよ」「週3回は一緒に飲みに行ってくれた」などと要求してくるお客様もいました。女の武器使いまくりで成績を上げていた先輩のおかげで、私が担当になってからは受注金額も下がってしまい周囲の評価も低くなる一方…。まっとうにやっているのにどうして、と強い憤りを感じました。

また女性の社員が多く、マウンティングは日常茶飯事。持っているバッグ、携帯の機種、アクセサリー、着ているものなど毎日のようにみんな無言で争う世界に心底疲れてしまいました。

一番厄介だと思ったのがその風土です。「悩みがあったら何でも聞くぞ！」と頼もしいことを言ってくれる上司もいましたが、実際はその場のノリで言っているだけで、本気の相談なんかしたらどんな風にスピーカーされてしまうか…。恐ろしくて考えたくないほどです。

40代のいい大人が20代の若者に交じって月に何度もオールで飲み明かしたり、家族が待ってると帰ろうとする社員を強引に引き止めて酔いつぶしたり。社内の離婚率も相当な物でした。

自分が結婚を意識する年齢になって、「この会社にいたら結婚できない。できてもすぐにぶち壊される！」と感じ、退職を決意しました。あの時退職せずにそのまま勤めていたら、確実に婚期を逃して激務の中むなしいおひとり様生活を続けていたんだろうな、とぞっとします。

退職後再就職した職場は、給与こそそこまで高くありませんが、9：00出社、18：00退社、しっかり残業代支給、公私混同せずまっとうな社会人生活が送れる職場で、人間らしい生活ができているな、と感じます。