【医療事務】自分のやりたいこととは全く違う、秘書的な事務業務をする部署に配属【20代後半】

職種：医療事務
年齢：20代後半

医療事務としてある総合病院に勤めていました。当初、内科の外来クラークに配属され、外来の受付や、患者さんの診察室への案内、カルテ準備やカルテ管理などの業務を行っていました。

そして、内科のレセプト確認作業にも若干携わっていました。内科は、一般内科、腎臓内科、循環器内科、内分泌内科など、様々に分かれているため、他の科よりも多くの患者さんが訪れます。

そのため、朝から晩まで忙しく、休憩以外は座る時間もないほどでした。ですが、忙しい中でもやりがいを感じて働けていたので、毎日を充実して送ることができていました。一緒に内科のクラークとして働くメンバーとも上手くやれていて、こここそが自分の働く職場に合っていると感じていました。

そんなある日、上司に呼ばれ転属するように言われました。入院病棟のクラークかなと思っていたら、その転属先は、院長や医師をサポートする事務仕事でした。いきなり、医療事務とは全く違う仕事内容となるため、かなりの戸惑いがありました。

医療事務の資格を取って、医療事務として働きたくてこの病院に勤めているのに、自分のやりたいこととは全く違う、秘書的な事務業務をする部署に配属となったのです。

しかも、その部署は一人部署で、自分で何もかも判断し、すべてを処理していかなければいけません。さらに言えば、院長、副院長、看護部長など上層部の人と接触する業務となるため、毎日気が抜けない職場なのです。

できればこの決定を変えて欲しいと上司に申し出ましたが、ダメでした。そして、2ヶ月の程、前任者から指導を受け、その後は一人でその業務を行うことになりました。

前任者から仕事の内容を教えてもらえばもらうほど、自分には合っていないと強く思いました。そして、その頃から、仕事を辞めたいという考えが頭をよぎるようになりました。

仕事の内容は理解してこなすことができました。ですが、院長、副院長、看護部長などの上層部の方との対応に慣れず、1日中緊張した毎日を過ごしていました。

そうした気苦労が溜まりに溜まったある日、体調を崩すようになりました。頭痛が酷くて、痛み止めを飲みながら出勤するようになりました。かなり精神的に無理していたのが体に現れたのだと思います。

そしてある日、こうした状況に耐えられなくなり、上司に仕事を辞めたいと相談しました。上司も突然のことで驚いていましたが、他の部署への配属を検討するから辞めるのを思いとどまらないかと言ってきました。

ですが、体調を考えると、少し仕事から離れしっかりと休養したいと思ったので、辞める決意は変えませんでした。そして、その2ヶ月後に仕事を辞めました。