【経理】本当の残高が分からないから何が正しいのかもわからないありさまでした【50代前半】

職種：運送会社
年齢：50代前半

事務のパート社員で経理を出来る人の求人に小さい会社だけど、経理が出来る人を望んでいるのならば長く続けられそうだと思って面接に行きました。

運送会社でも、綺麗な女性社長で「一緒に長く働いてください。」の言葉に「辞めろ！と言われるまで仕事させてください。」と入社したのも、１週間も経たないうちに「この会社おかしいぞ！」と思い始めました。

雇用契約書無し、社会保険の入社手続き無し、給料の説明無し等いろいろな不手際が出てくるのです。それでも、私自身が総務・経理業務に通じていましたから、自分の仕事の枠がどこまでかもわからないまま、必要な書類の管理や保管方法まで作って行きました。

それぐらい創立からも若い会社だったのです。それでも、現金管理ぐらいは出来ているだろうと思ったのが間違いでした。経理業務で入社しましたが、銀行管理も出来ていない、毎日の現金管理もあっていないのです。

経理ソフトに入力していっても、本当の残高が分からないから何が正しいのかもわからないありさまでした。会計事務所と掛け合って、どんな風に管理していたのか、どの数字が正しいのか少しづつ照らし合わせて

毎日、苦しみながらも私自身がタッチすることで明確になっていく数字に喜びを感じていました。小さな会社ですから、経理と言っても一日中あるわけではありません。

慣れてくるにしたがって、いろんな仕事を言いつけられ、運送業本業の配送まで手伝うことになってしまい、本業の方が忙しくて、事務の仕事ができなくなっていったのです。

冗談では無いと思い、役員を含めて人員の確保をお願いしました。しかし、私は使い勝手が良かったのでしょう。週に４日、一日５時間勤務で入社したはずなのに、入社２か月目には土曜日まで出勤するようになり、遅い日は夜７時、８時まで会社にいるようになりました。

そうなると、家庭でも問題が出てきますし、体調も崩してしまいます。月に８０時間のつもりが１３０時間働く月も有り、それでも、社長たちは私は大丈夫だと思っていたようです。

女性社長にも直談判して仕事の分散と人の確保を再度お願いしましたが、結局は、改善されませんでした。私自身がいい加減ということが仕事では出来ない事にも原因はありますが、もうどうでも良くなってきたのです。

若い会社の「縁の下の力持ち」になりたかったのに、良いように使われているだけだと知ったのです。表と裏の顔が違う！外で人気抜群の女性社長は、社内では愚痴と陰口ばかりで、私にそれをこぼすお子様社長だったのです。

長く勤務しますの私の意志はもろくも砕け散り、社長の不始末を私に押し付けられたことでプツンと糸の切れた私は、退社当日までの経理を綺麗に合わせてキリを付けました。

退社するとき、会計事務所に真実を告げたことで気持ちを楽にしてやめました。