【事務】結局そんな会社だったので最後は民事再生法を申し出て最後には倒産しました【20代前半】

職種：和服関係の経理事務
年齢：20代前半

私が過去に働いていた会社ですが、入社してすぐに早く辞めたくなりました。京都の老舗の和服関係の大きな会社だったのですが土地柄なのか、そう言う風習なのか、とにかく今の時代に年功序列の考えが幹部に根強くある会社でした。

特に私が配属された経理事務は社長の直結の部署だった為、すごくそれが色濃く出ていました。まず、社長に意見できる人が一人も居ませんでした。営業員、非営業員、幹部も全てです。完全にワンマンでした。

でも社長もいくら敏腕でももう７０代になっていて私達から見てもその経営方法は・・・と言うのがたくさんありました。その為か特に女子社員は入れ替わりがすごく多かったです。

大体３年くらいで皆辞めていくので、そんなに勤めてない人がその部署のトップになってたりするので効率がすごく悪いんです。女子社員はほぼ全員事務で、営業の女子社員はほとんどいませんでした。なので営業を理解できる女子社員が少なく営業マンとの意思疎通もうまく出来ていない部署もありました。

また社長のプライドが高くて中々色んな新しい事が出来ていませんでした。私が入社した頃にはもう経営が厳しくボーナスもほとんど満足に支払える状態にはありませんでした。営業には一律５万円、非営業には一律３万円でした。

そんな状態なのに売れないってもうわかってる何年も置いてある商品でも値引きもせずに良い物だから一点張りでずっと店頭に置いてありました。もちろん、売り場の営業マンや事務の子は苦笑いです。

そして毎年色んな高校に新卒の新入社員を募集していました。私達的には辞めるってわかったときに新しい子を募集したらいいのでは？と思いましたが仲間内の会社で募集していないって言うのはすごくプライドに触るらしくぎりぎりまで募集していました。

当然、仲間内の会社ではそんなプライドなどとっとと捨てて募集していない会社も多々ありました。何より私が嫌だったのは社長に対してのありえない制度でした。和装卸だったので社内は畳や絨毯で土足厳禁でした。

そして年末になればそれぞれが必ず社長に挨拶にきます。私達経理は直結だったので最後です。その挨拶の方法は土下座です。正座して頭を下げてお礼と来年への豊富などを語ります。

営業員は立ってするのに・・・と何度も思いました。結局そんな会社だったので最後は民事再生法を申し出て最後には倒産しました。私達経理には何も知らされてなかったのでとても大変でした。それからは会社を見るときにちゃんと社員を大事にしてるかを見るようになりました。