【アパレル】さて、どっちがいじめていたのでしょうか？【10代後半】

年齢：10代後半
職種：アパレル

私は10代後半のファッション専門学生の時にその学校の講師から声を掛けられました。「ウチの旦那がやっているお店で働いてみない?」どんなお店かはその時には分かりませんでしたが、調べてみると地元では有名で敷居の高いお店でした。学校を卒業したら当然ファッション業界へ入るつもりでしたので、1年後の卒業を前に業界に足を踏み入れました。

その後私は20代半ばまでそのお店で働きました。販売員の給料など大した事は無く、生活は勿論困窮。10代後半で働き始めて社会など何も知らずに働いていましたが、ある日先輩から食事に誘われ色々と仕事の話をしました。

私の所属していた会社は株式会社であるにもかかわらず、社会保険に加入せず国民健康保険に加入していました。それは今の時代は法律違反に当たるものであり、その上雇用保険、労働保険にも加入していませんでした。会社からの保障は一切無く人ではなく物として扱われていたのです。

しかし、そうは言っても沢山の人の繋がりを与えてくれた会社には感謝の念もあります。年齢は上でしたが、部下も出来て、「さぁこれからもう一回頑張っていこう」と決意しました。でも後輩が出来たある日からドンドン行ってはいけない方向に店が歩み始めました。

部下はファッションの事は全くの無知、30代目前までコンビにアルバイターの実家暮らしというライフスタイルの人間でしたので、ファッションのいろはを教え込もうと必死に教育しました。営業後も毎日残業し、店の名に恥じない販売員になって貰えるよう教育しました。

「間違いはあるが、繰り返したら意味が無い。間違えた所をメモして覚える。」何度も同じ事を言う程私にも時間があった訳でも無く、数度教えて事は自分の頭の引き出しから引っ張れと言ってきました。

その教育が後輩曰く「いじめ」にあたるらしく、50過ぎの店長にいじめを告白していました。店長を味方にとり、私を追い込んできたのです。約5年間店の為に必死で頑張ってきた人間を切り捨て、入社数ヶ月の後輩を取ったのです。店長ぐるみで悪口を言い、私のプライベート批判。さて、どっちがいじめていたのでしょうか??私は立場が逆だと思いますが。

そこで私の気持ちは切れ、10年間働いていた先輩と一緒にお店を辞めました。””社会的な保障もせず、店の実態も知らずに自分の好き嫌いで長年の付き合いを忘れてしまう店””を肌で感じて私はその会社を辞めたいと感じました。

今そのお店にはファッションの知識がある人間が1人のみ在籍。あとはお遊び感覚の仲良し20,40,50代が働いています。当然のようにお客は離れ、苦しい状況の様です。