【営業】使えなくなったら不必要だ。売り続けない限りお前は下位をうろつくゴミと同じだ。【30代前半】

職種：販売営業職
年齢：30代前半

健康食品の飛び込み営業職をしていました。この業界の経験は既に3年になる為、業務にも慣れてきて商品知識も十分つけてきたと自負しはじめる時に事件は起きたのです。

今まで私は営業事務所で上位3位を常にキープしてきました。1位になった事も一再ではなく、何度も達成しています。それがある時期からスランプに落ち始め、3ヵ月ほど成績が下位グループに落ちてしまったのです。その時上司が私に放った言葉は「使えなくなったら不必要だ。売り続けない限りお前は下位をうろつくゴミと同じだ。」と言い放ったのです。

私は、非常に腹が立ちました。今まで頑張って成績を残してきたのに、私の働く会社では慰めの一言もなく捨てると宣言したも同然なのです。私の心の中に退職したいという気持ちが沸きあがりました。

勿論このことは珍しい事件ではありません。私の会社では営業成績が10位以下の者は下位グループと呼ばれ、日々社長や上司の暴言に晒されています。無視や罵倒は当たり前で、酷く成績が悪いのに退職しない社員に対しては、デスクの上に掃除用具が置いてあったりするのです。

ですが、下位グループの人は大体成績上位に至った事は一度も無い人たちです。私はその下位グループの人たちとは違うと自分でスキルを磨いてきたのに、実は全く認められていないという事実に驚きました。それが退職の第二の原因です。

ともあれお金の用意が整うまではやめられませんので、営業スキルとセールストークを見直してから再度成績を上げるよう努力しました。ツテも使えるだけ使って、翌月には、販売成績で上位を取り戻します。

すると、私を罵倒した上司は「先月の事は、お前を奮起させる為にやった事だ。言いすぎた事は謝るから今後とも頑張って欲しい。」と言うのです。何とありきたりでつまらない言葉でしょう。私は別にこの上司に説教されなくとも問題点には気がついていましたし、改善を続けていました。

励ましの一言もなく、このような罵倒を受けて、終わってしまえばお前の為だったで済まされるわけがありません。憎しみに支配された私は、この言葉に完全に退職を決めてしまいました。

私は警戒心が異常に強い人間で、入社当初から自分を守る為にデスクや置物に監視カメラを配置しています。それを使って、これまでもたくさんのトラブルや示談交渉を起こしてきたのですが、今回もその悪いクセが発動してしまったのです。

今までの暴言や記録を直接社長に持ち込み、精神的な損害として告発するつもりだと宣言し、いくらか上乗せされた退職金と、私に関する行状を外部に決して漏らさないという違約金の定めをした覚書を書かせて退社しました。