【事務】10年働いても3万円しか給与が上がらないとかありえない【20代後半】

職種：一般事務（病院）
年齢：20代後半

病院で一般事務をしていました。新薬の治験の受付窓口として、申請があった新薬の書類を委員会の先生方に配布するのが主な業務でした。部署には10名程度がいましたが、医者3人・薬剤師4人・一般事務3人というメンバーした。

私は一般事務の欠員が出たため、求人が出ていたところ応募し採用されました。入ってからすぐに、欠員が出た理由がわかりました。

まずは医者・薬剤師・事務と部署内でヒエラルキーがあることでした。医者はエリート意識が高いのか、事務への接し方がとてもぞんざいでした。また薬剤師は医者へのコンプレックスがあるようで、事務に対してきつくあたることがありました。全員が部屋にいるときは、沈黙が漂っていて非常に居心地が悪かったです。口をきくのもはばかられ、早く勤務時間が終わるのを祈るのみでした。

また、事務のメンバーも気の合わない人でした。医者の母親のコネで入った、という男性は自慢話ばかりで、正直聞きたくもない話を延々、ランチタイムにされたりしました。当時浮気をしていたようで、彼女が流産したときに浮気相手と遊びに行った話などは気分が悪かったです。昼飯がまずくなる話なんか聞きたくない！と思いながら、喫煙所に逃げていました。

また、仕事自体もひまでした。新薬の治験の申請がないと事務には仕事がなく、ただ延々と使うかどうかもわからない勉強をさせられました。もともとは販売をしていたため、一日中やることもなく椅子に座っているのはとてもつらかったです。

委員会などがあるときは大量のコピーを申付けられました。これは仕事なのでしょうがないですが、なにしろ大量なので一日中コピー機を稼働させなければならず、医者や薬剤師から苦情を言われたりしました。この仕事頼んだのはあなたたちでしょ！と怒りながら、別の部署や共有のコピー機の空きを見つけては行ったり来たりしました。

極め付けに給与が低かったです。事務とはいえ、手取りが10万程度というのは低すぎでした。しかも年一回の昇給も3000円でした。10年働いても3万円しか給与が上がらないとかありえない！と、仕事を辞めることをわずか2か月で決意しました。

退職を決意してから、病院の人事担当者に話に行きました。この人も「働かせてやっている」という態度が強く、話に行くのもいやでした。10月に話をしたところ「年末までは働かせてやる」と言われたのでものすごく怪訝な顔をしてしまい、怒鳴りつけられました。

「こっちはお前のことを考えて働かせてやるって言ってるのにその顔はなんだ！」と言われましたが、この言葉で完全働く気をなくし、さっさとやめさせてもらいました。地元では人気の病院らしいですが、もう近寄りたくもありません。