【パチンコ】仕事としてパチンコを打ちに行くことも珍しくありません【30代前半】

職種：パチンコ業界、ホール、事務作業
年齢：30代前半

愛知県のパチンコ業界で、正社員で幹部候補生として中途入社したある弱小企業での話です。待遇の良い会社で手当てなどもほかの会社では考えられない程ものでした。

大した能力のが高いわけでもない私が、20代後半で手取り30万を超えていたので、立場的に言えば他の会社より全然良いものでしたし、金銭以外にも年末に社長よりお歳暮が社員だけでなくアルバイトスタッフにも届けられるような会社でした。

そんな会社を辞めたいと思ったのは人間関係、というより一人の上司のせいでした。誰かのせいというのは自分の弱さなのかもしれませんが、実際その人のせいで優秀な人間が多々辞めて行きました。

店長だったその人は、理不尽なことばかりでした。私たちも社会人なので多少の理不尽には耐えます。会社のために目を瞑ることや、自分達が我慢すべきことも心得ているつもりです。

しかしその店長の理不尽は明らかに個人的なもので、何一つ会社のためになるものではありませんでした。パチンコ店を経営するためには近隣店の状況を把握する必要があり、仕事としてパチンコを打ちに行くことも珍しくありません。

しかし、好きな時に打ちに行くのはかまいませんが、負けたからといって不機嫌になって仕事に支障が出たり、部下に別の部分でぶつけたりといったことがしょっちゅうありました。

また、自分が指示を出したことも忘れ、何でそんなことをやったんだと怒鳴り散らすこともしばしば、そして数ヶ月経ったある日、何でやってないんだと怒鳴り散らす始末です。言われた通りにやっていても、言われた通りやらなくても怒鳴り散らしてきます。

一体どうしろと言うのでしょうか。最悪なのは自分のミスまで部下に擦り付けてきます。部下たちは普段から力で押さえつけられている分、反論することもできずに泣き寝入りする状態です。

私はある程度の立場を持っていたのでそこまでではありませんでしたが、擦り付けられない事に関しては何とかごまかそうとします。特に幹部から怒られそうになことがあると、部下に口裏を合わせさせてでも騙し切ろうとします。

その為、その店には自責の念というものは全くなく、何かあったときにはどうにかして他人のせいにしようとします。特に自分は関係ないということをアピールしようとします。

上司がそうだと部下もそうなってしまうのは組織の性なのかもしれません。責任の擦り付け合いと、上司の横暴が高待遇の会社を辞めるきっかけとなりました。