【事務】心の病を持ち、普通の心の健康な人が普通にこなせる事ができない私【30代後半】

職種：事務職
年齢：30代後半

私は20代の頃からずっと心の病、対人恐怖症や神経症等で、社会に出れないでおりました。そんな自分が嫌でたまらない時に、ある会社と縁が繋がったのです。

そこで私は最初は、研修生として、無給の状態から入ってゆきました。それが34歳の頃のことです。初めて仕事というものに触れさせてもらえ、とても充実した時間が過ぎて行き、私は、これで時間が絶てば、お金が自然ともらえるようになると信じていました。

ですが、心の病等がもともとあり、健康な人のようにふるまえない私は、いつまでたっても研修生のままで、お金をいただく事ができませんでした。あまりにもそうした事が続いていましたので、ある時私は社長に直接言い、それで最低時給でも出してもらうようになりました。

それから、普通の健康な人のようになれば、会社も私に対して、良い態度を示したと思います。ですが、私自身、電話に出ると、どもってしまったり、言葉が出なくなってしまったりします。元々の精神疾患によるものです。

ですが、会社の人たちは皆、私に対して、普通の心の健康な人の対応を求めてきました。電話に出ても、内容を聞き取りながらメモを取る、とのことができなかったり、また、電話に出ると途中でどもってしまいます。そこで、電話に出れないでいると、かなり怒られたりしました。

また、会社では野菜も売っており、レジ打ちを頼まれましたが、心の病の私は、何度やっても、レジ打ちで間違えるのに、そんな事おかまいなしに、社員の人たちは、私にレジ打ちを頼んできました。

また、私は心の病から場違いな事とかも言ってしまったりします。このように、心の病を持ち、普通の心の健康な人が普通にこなせる事ができない私に対して、次第に会社の人々の態度が冷たく変わってゆきました。

私だけ、仕事をはずされ、水やりをさせられたり、また、私の分の制服だけ、「買い忘れた」と言われたりしました。それから、若い男の子には、「電話に出なさい！」とかなり言われたり、また他にも沢山のいじめを受けたりしました。

私はここで、心の病を持って生まれた事が嫌でたまらなかったのですが、それは試練なのか、神様がさずけたものなので、仕方のないことなのです。

そうして、普通の人と同じ働きができない私は、かなり会社で冷たい態度を取られ続けており、それでとうとう仕事へ行けなくなってしまいました。

今は休職中という扱いになってはいますが、あの壮大ないじめや嫌がらせ等を思い出しただけで、もうあの会社へは行きたくないと、心、体が強い拒否反応を示しております。

私が会社を辞めたいと思ったのは、心の病があるために分かってもらえず、いじめられたり、冷たい態度を沢山とられたりしたからなのです。

心の病は、まだ社会では理解されていないです。特に私の住んでいる田舎では、なおさらの事です。田舎でも、もう少し心の病に関して理解が進んでくれたらいいのになと日々思っていたりします。