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【総務】「賢い人は辞めていく」「訴える位なら黙って辞めろ」そんな決まり文句があるくらいです【20代後半】

      2015/12/29

職種:総務事務
年齢:20代後半

仕事を始めたばかりは、とても働きやすく、居心地の良い会社だと感じていました。有給と残業は自己申告、自分のペースに合わせて仕事、外出ついでに通院も可、厳しいけれど、丁寧に教えてくれる先輩、真面目で優しい上司に恵まれていたからです。

当時の私は初めての事務職で、若く、他を知りませんでした。辞めたくなった理由に、責任感が強く、プライドが高かったせいもあるかもしれません。

数年が経過し、やっと仕事に馴れてきた頃、会社のトラブルや管理職の蒸発が相次ぎました。その負荷が上司にかかっているのも薄々分かっていましたが、自分達の仕事で手いっぱいの所もありました。

十年前は五人で行っていた業務を、三人でこなしている状況で、新規部門の教育を押し付けられ、余裕が無かったからです。基本、自分に与えられた役割業務を完遂するまで、放棄できません。

そんな中、上司が鬱で長期入院となり、上司の仕事を二人で分けました。体力だけは自信がありましたし、いい加減、「自分もしっかりしなくては」という気力だけで頑張っていました。

紙媒体が基本で、アナログ世代が多く、小難しい書類も分かりやすく、簡単に、理解出来ないのであれば丁寧に言葉で説明することで書類不備が大幅に減りました。

在職が長くなるにつれ、会社の内情も詳しくなってゆきます。嫌でも耳に入るのです。コネだとか給与だとかそういった類の格差です。他人の評価や給料なんてものは見ていて楽しいはずがありません。

一族経営で増えるばかりの役員は不祥事だらけ、短気で怒号しか飛ばせないワンマン経営(でも表向きは公務員並みだと豪語)、優秀な人材は片っ端から引き抜かれ、赤字は平社員から搾取するといった典型的な旧体制を貫いている会社でした。

流す事の出来ない性格で、つくづく、向いて無かったのだと思います。

二人目の上司は知識が乏しい上に部署の掛け持ちで、名ばかりでした。勿論、個人評価もコピーの使いまわしで何の興味も無い、上司が行うべき仕事も私達が持ったままという状態でした。

最初の上司は「社内の全てを把握しているという事は、本当に苦労が強いられるし、評価されなければならない。僕は部下を守りたいし大切にしたい」と口で仰ってくれる優しい、今思えば優しすぎる人でした。私もつい、甘えすぎていました。

厳しくも平等な目で見てくださる役員さんもおられましたし、何かと気にかけてくださりました。愚痴を言いあえる先輩も居ましたし、業務を通して信頼してくださる方々も沢山出来ました。

しかし、それと同時に顔が広いということで組合幹事や社内外の接待等、余分な仕事が増えていく一方でした。

最初の上司に「時間内に仕事を終わらせることが出来る人は優秀なんだよ」という教えを胸に、膨大な作業の無駄を省くことで、プライベートの時間を確保し、残業も締め日以外は極力ゼロにする努力が反って仇となりました。暇そうに見えていたようです。

18時定時で残業は自己申告、薄給ですので残業で稼ぐしか他はありません。意味も無く、深夜まで会社に残る人や休日出勤する社員が大勢居たのも事実です。

私は、それなりの恩がある方に対して、断れない性格でした。頼りにされればつい必要以上に張り切ってしまいます。良い人でいたい願望が強く、今思えばそこが無知で、浅はかでした。

これまで、何人もの社員が仕事を押し付けられ、鬱や自殺、潰れて退職していったのを間近で見ているにも関わらずです。とにかく、仕事も押し付けた者勝ちという風潮がありました。上司が守ってくれるかくれないかの差や部署で大きく左右します。

勤続年数が長くとも年齢が若ければ下に見られ、20代が退職しては経験豊富な年配を雇い、「勤続年数<年配が有利」の状況でした。

「賢い人は辞めていく」「訴える位なら黙って辞めろ」そんな決まり文句があるくらいです。されど正社員、それでも正社員です。派遣やバイトを転々としていたので正社員というブランドを脱ぎたくないという意地もありましたし、異動願を出す柔軟さも、度胸も私にはありませんでした。そんな中、頼りにしていた先輩が癌になり、職場を去ってしまいました。

それから一年が経った頃です。三人目の上司に代わって三日目、とうとう問題が起きました。

私が窓口になっている得意先へ何の打ち合わせもなく、不備だらけの書類を提出し、得意先から連絡を受けたのが発端でした。すかさずフォローしましたが、上司が帰ってくるなりフロアに居た全員が凍りつく程の罵声を浴びせられました。「恥をかいた、どうしてくれる、勝手なことをするな」と。

どう考えても濡れ衣です。業務分掌も得意先との裏事情も、担当変更の挨拶もせずに勝手に動いたのはアンタじゃないかと言い返したくてたまりませんでした。今まで耐えてきた何かが大きく崩れ落ちたように感じました。

自分が築いてきた業務に関する円滑や人望、何もかもを否定された上、新しい同僚(年配)は彼に媚を売るのが上手く、さらりと昇格しました。自分の失敗を隠すのが上手く、そのくせ人を貶めるのに長けていました。

自分は何のためにこんなに必死にやってきたのだろう、仕事を完璧にこなすだけでなく、媚を上手く売れない奴はどんなに努力しても認められない。コミュニケーションってなんだろう。背中を押してくれる人も定年で会社から居なくなってしまう。

身を粉にして働いても、病気になっても会社は何も助けてはくれない。自分の要領を把握し、分をわきまえなければ、あるいはずる賢く生きなければここではやっていけない、と感じました。

新しく入ってくる後輩は常に年上で、苛立ちを周囲に当り散らし、「仕事しろよ仕事!」と叫ばれ、精神的に崩れていた私は情緒不安定で、些細なことでも涙が溢れ、結局他へ異動となった三人目の上司(パワハラが原因で半年で異動、でも社長のお気に入り)でさえ、姿を見る度に怯える日々に耐えかね、私事の事情も重なり、仕事を辞めることにしました。

罵声の件は注意を受けたらしく、後日笑いながら「ごめんねっ」と謝られただけでした。精神的にぐちゃぐちゃでしたが、それでも、後任を雇ってもらい、引継ぎだけはこなしました。

今は、もっと上手く流せるだろうな、と思う自分と、やっぱり辞めて良かったと思う自分が居ます。

仕事→寝る→仕事だけだと、何の為に生きているか分かりません。プライベートや趣味も充実させなければ、精神的に不健康になってしまいます。もし耐え続けて、定年した後に何が残りますか。昇給や昇格に嫉妬していた自分が馬鹿みたいです。

自分の為に人生を歩もうと思いました。おかげで新たな夢も出来ました。よく耐えたのか、要領が悪いからこうなってしまったのか、相変わらず不器用だなぁとは思います。

最後に、職場で仲が良かった定年間近の先輩と、辞めてからこんな会話をしました。何かのきっかけになればと思います。

「セーブ出来る仕事に就いたけど、その分、年収が百万も減っちゃいました」
「ねえ、その減ったお金、仕事量と精神的苦痛に比例してた?」

ええ、してませんとも。当時は死にたいと思ってましたから。辞めて良かったです。

 - 辞めた理由 ,

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