【DTPオペレーター】内科から精神科にまわされ適応障害と診断されました【20代前半】

職種：DTPオペレーター
年齢：20代前半

求人を見て建築の広告会社のDTPオペレーターとして入社。しかし、入社後すぐに後悔することに。仕事の内容はDTPオペレーターというより、会社の事務全般がほとんど。ページのデザインや色塗りなどをやりつつ、電話対応や来客対応、事務備品の管理など膨大な仕事量。

電話も他の部署のものも取らなくてはいけなくて、初日で50件以上は引き継いだと思います。そのせいでデザインの途中に席を1時間以上離れることもしばしば。

そのため制作中の物の納期が遅れそうになり、作業は定時をすぎてからしか落ち着いて仕事が進まず、残業ばかりの毎日。管理職や部署の先輩が先に帰るのを何度も見送る日々で気持ちがモヤモヤしました。

また、制作側ということで金曜日にクライアントから素材が送られてきて、土日も休日出勤ばかり。土日が休みになるのは月に一回あればいいほうでした。

休日出勤してもクラインアントから連絡が途絶え作業がないままボーッと過ごす時間もあり、無駄な休日出勤に終わることも。人間関係も辛く、自分が在籍していた部署は平均年齢が20代と若く感情を露にし、仕事が滞ると雰囲気が悪く物に当たる先輩達を目にすると胃がキリキリと痛みました。

また、自分より先に入社していた先輩が少し、容姿があまり良くないことと、のんびりとした雰囲気が気にいらないのか嫌われていて目の前であからさまに先輩がイビられているのを見て毎日ヒヤヒヤしていました。

まだ、このときは再就職などは考えておらずなんとか耐えていこうと思っていたのですが、案件が減り部署内が暇になってくると古株たちが別室に行き悪口大会が行われているところに偶然、来客中に遭遇してしまい自分の悪口は聞いていないものの、その幼稚さに吐き気がしました。

本当にこの仕事から逃げたいと思ったのはそのあとでした。イビられていた先輩が退職してしまい、さらに雑用の仕事が増え、今度は私がイビられるようになりました。メンタルも気も強いと自信はあったのですが、このときすでに気持ちがすり減っていたのか毎朝、会社に行く前に嘔吐し食事も疎かになるように。

会社にいても手が震えたり、集中力が散漫になり余計に怒られるようになりました。体重がかなり減ったことから管理職の人に心配され「病院に行ったほうがいい」。と言われ内科から精神科にまわされ適応障害と診断されました。

これを理由にようやく仕事を辞めてゆっくり休み再出発することを決意しました。全力を出して頑張った結果がこんなもので情けないとは思ったものの、今の職場は仕事も人間関係も良好でやっと安堵しました。

なぜあそこまで息苦しい中、頑張っていたのか。縋り付いていたのか。今でも悪夢にうなされることはありますが、美味しいご飯とお酒と笑える環境を手にした今ではもう過去のことなので少しずつ忘れていこうと思います。