【旅行代理店】ノルマがあるので同僚の子をライバルとして見てしまう【20代後半】

職種：旅行会社カウンター業務
年齢：20代後半

転職して憧れの旅行会社に入社しました。思い描いていたのは自分の好きな旅行という商品をお客様に案内して喜んでいただくという仕事だったのですが、私が入った旅行会社は営業としてのノルマがあり、月に何人以上というノルマが達成できないと厳しいものでした。

お店にくるお客様は旅行のカタログが欲しいだけだったり、まだ日にちは決まっていないけど後々の旅行の相談だけというお客さまも多いです。
接客したお客様がすぐに予約に繋がる場合もあれば、ただの接客や接客している同僚の代わりのフォローなどもあり、とても理不尽さを感じました。

それでいて、世間にはお客様第一、お客様満足度向上などとアピールしているのでそのギャップに不満を感じていました。

友人からは旅行会社で働けて楽しそうと言われていましたが、実際の旅行業務の仕事は地味で大変なものでした。なかなかとれない席がとれたりしてお客様に喜ばれたときはとても嬉しいのですが、一人のお客様に誠心誠意を尽くすよりも簡単に席が取れる団体様の予約のほうが上司には喜ばれるというのは私の性格には合わなかったようです。

予約をとった自分のお客様の出発までの管理を全て個人で行うのですが、新人の頃はミスがないか心配でたまりませんでした。また、お客様の中にはクレーマーのような人もいて少しのミスを逆手にとり、チケット代を無料にしろと怒鳴りこんできて結局上司に自分で払いなさいと言われ自腹をきったこともあります。

この時は頼りない上司に呆れてしまいました。以前働いていた上司はもっと頼りがいがあり接客も上手だったのでこの上司の下では働きたくないと思いました。

ノルマがあるので同僚の子をライバルとして見るような感じで人間関係も良くなかったです。リピーターのお客様も増えてとても楽しい一面もあったのですが、クレーマーやミスが怖くなりノルマ達成できないこともストレスに感じてきました。

また、ほぼ最終電車での帰宅で夜道が怖かったり充実したプライベートが送れなかったことに嫌毛がさして退職したいと考えるようになりました。ずっとやりたかった仕事なのでノルマがなくてお客様を第一に考えるような旅行会社で人間関係も良ければもっと働きたいと思っていたと思います。

一緒に働いていた先輩方も数年勤めると退職する人が多かったので女性が長く勤めたいと思えるような会社ではなかったんだと思います。