【飲食】辞めてやるよ！と大きな声ではっきりと返事をしました【20代後半】

職種：飲食店
年齢：20代後半

私が20代中盤の頃に勤めていた飲食店は、規模は大きくなく市街地に3店舗ほどの小さな将来のあるお店でした。募集要項もきちんとしていて、面接時の面接官の方も感じが良く、お店と人にとても良い印象を持っていました。そのまま研修が無事に終わり、今日からいよいよ皆と同じポジションで働くという時に店長の対応がガラッと変わりました。

まず、面接時や研修中の時の様な優しい表情はなく眉間にシワが寄った表情に。もちろん私は出勤時に挨拶だけして、仕事は全くしていません。着替えも身だしなみもいつも通りで問題はありませんでした。そして第一声が今までと違いました。

「遅い。仕事をなめてるのか？」

おはよう。と返されることもなくこのように言われました。出勤時間は今までと同じ15分前。前回にも確認済みでした。そしてここから大きく対応が変わっていきました。

普段と同じように、先輩と同じようにミスもなくこなしているのに「遅い！何考えてるんだよ！」と。そこで真面目に先輩よりも早く、そして丁寧に。かつ、お客様には笑顔で対応していました。

そこでまた一言。「言ったようにできないのか？」先輩に聞いたり自分で考えて何日もトライ＆エラーで改善してみても繰り返し。

「すみません。どういう風に改善すれば良く見えるのですか？」と直々に聞くことにしました。するとやっぱり、「それくらい自分で考えろ！」と。これが引き金となり、とことん無視して働くことになりました。

その間も理不尽な要求はどんどんされ、雑務を基本的に押し付けられる。休みの日にも電話があり、緊急出勤しろだの、無茶な要望が多数ありました。もちろん、残業も休日手当もほとんどありません。基本はサービスです。体力と気力がすり減りつつ、お金も無くなっていく。こんな毎日がずっと続きました。

辞めたくても、せっかくここまできたというもったいない感が大きく、次の仕事は見つかるかな…という不安感がとても強かったです。同じことを同じ時間に繰り返して、ストレスばかりの毎日が過ぎていきました。

そしてついに、店長の口から「もう辞めたらいいのに。早くしろよ。」という言葉が発せられました。ストレスも限界だったのでしょう。辞めてやるよ！と大きな声ではっきりと返事をしました。店長は自分で発していたにもかかわらず、何でだよ、めんどくさいなと。

言ってることがチグハグでおかしいのが限界に達した瞬間でした。先輩も後輩も止めることなく、これがきっかけで辞めることになりました。