【医療事務】その二股のもう一人の彼女が同僚だった【20代前半】

職種：医療事務
年齢：20代前半

私は総合病院に勤めていたことがあります。私の配属された部署は検査を専門とする施設でした。そこで医療事務として働いていました。受付、カルテの作成、診療情報請求書を作成したりと幅広い業務をこなします。

同じ部署内には、パートさんも数多く働いており、４０代５０代の年配の女性も多く働いていました。医療事務というと、女性の職場のイメージかもしれませんが、男性の事務員も数名います。また、部署は異なりますが、病院の事務所の中は、どちらかといえば男性が多いぐらいでした。もちろん、数多くの医師や看護師さんも働いていました。

ちょうど同じ時期に一つ年下の女の子が入社し、年が近いということもあり、すぐに仲良くなり、プライベートでもたまに遊ぶようになりました。仕事上で困ったことがあると助け合い、問題が起きても、協力して乗り越えてきました。私の中では、仕事に対してやりがいを感じ、とても充実した日々を過ごしていました。

そんなある時、違う部署の男性職員から食事の誘いがあり、それがきっかけで付き合うようになりました。いわゆる社内恋愛というやつです。ですが、その幸せも束の間でした。実は他にも付き合っている彼女がいるとわかったからです。

二股だったことを知って物凄くショックで、すぐに別れました。せめてもの救いは、男性と部署が別だったことです。毎日顔を合わせることもなかったので、助かりました。ですがたまに廊下でバッタリ会うということはありました。その時は、悪びれた素振りもなく、普通に挨拶されました。典型的なプレイボーイだったようです。

そんなある日、実は、その二股のもう一人の彼女が、同僚だったことを知りました。それを聞いた時のショックと言ったらありません。でも、同僚はこのことを知らないようだったので、黙っていました。

何もかも知っている私としては、2人が仲良く付き合っている姿を見るのがとても辛く、仕事にも影響してきました。何もかもやる気が出なくなり、仕事でも失敗ばかりするようになりました。

幸せそうな同僚の顔を見るたびに、なぜか落ち込み、もう仕事を辞めたいとまで思うようになりました。そう思っていた矢先、どうやら同僚も私が以前付き合っていたということを知ったようでした。

すると、急に同僚の態度が冷たくなり、私たちの関係は最悪となりました。なぜか私の方が悪者扱いされたのです。こうなってくると、もうこのまま仕事は続けられないなと思いました。結局、１人の男性が原因で同僚との人間関係が崩れ、仕事を辞めることになりました。