【WEBデザイナー】お金にならない仕事をさせられる【20代後半】

年齢：20代後半
職種：WEBデザイナー

私が仕事を辞めたいと思った理由は主に４つありました。

まず第一の理由は残業や休日出勤が多かったことです。ほとんど毎日12時間以上働き、忙しい時は会社に泊まることもありました。私は電車通勤だったので終電を理由に帰ることが可能でしたが、それでも車や自転車で通勤している人には「もう帰るのか」等と言われることがありました。

休日についても労働契約上は完全週休二日制だったのですが、休日に呼び出されることがしばしばありました。私が土日を利用して隣市の実家に帰っていた時に、今すぐ会社へ来て仕事をするように言われたこともあります。このように生活のほとんどが仕事になってしまうと、十分に休むことができず身体的・精神的に疲れが蓄積する一方でした。

第二の理由は、第一の理由とも少し関係するのですが残業代や休日出勤の手当てが払われなかったことです。残業や休日出勤で長時間労働が続いていたにも関わらず、残業代や休日出勤の手当てはありませんでした。長時間働いても一切リターンが得られないため、残業をしてまで仕事をするということが非常に馬鹿げたことに思えてきました。残業代すら払われないような状況で、会社の社長が非常に高価な外車を購入していることを知り、これ以上この会社のために何かをすることが嫌になりました。

第三の理由は仕事のプレッシャーが非常に強かったことです。全従業員について、あなたを雇い仕事をする環境を整えるためにはこれだけの経費がかかっているので、この金額の仕事をするようにと毎日言われていました。時間単価が高い仕事をするようにと言っているにもかかわらず、お金にならないような仕事（例えば社長の知り合いの仕事を無料で引き受ける等）をさせられることはしばしばでした。
お金にならない仕事を与えられたため、本来するはずだったある程度の金額の仕事の進捗が遅れた場合であっても、「もっと効率的に仕事をすれば遅れないはずだ」と言われました。

第四の理由は人間関係が悪かったことです。指導役の先輩は仕事を教えるどころか、何も説明をせずに仕事を進めさせて、失敗すると叱責されました。他の先輩も、このような状況を諌めるどころか指導役の先輩と一緒になって叱責する有様でした。当然新人が入社してもほとんどの人はすぐに辞めてしまうのですが、辞めた人に関して「根性がない」「常識がない」等の悪口を言っていました。

これは私が直接被害に遭ったわけではないのですが、先輩からお金やお菓子・タバコ等を強請られている人もいました。仕事を教えたり、失敗をフォローしたので、その対価を払えということで強請られていたそうです。

上で挙げた4つが、私が仕事を辞めたいと思った理由です。どれか一つの理由だけだったならば、おそらく耐えられたと思います。ですが、複数の要因が重なり逃げ場が無くなったため辞めたいというところまで追い詰められたのだと思います。