【教師】教育者とも思えない人間を雇っている京都市教育委員会の中身は一体どうなっているのか【20代後半】
2014/12/01
年齢:20代後半
職種:学校教師
私は当時、京都市内の公立小学校で講師をしていました。1年目は非常勤講師として働き、2年目は同じ小学校で、常勤講師として肢体不自由児童の育成学級担任として勤務していました。
1年目に私がその小学校へ赴任した際、時を同じくして学校長も新しく赴任しました。この学校長の教育者とは思えない発言の数々、パワハラやセクハラによって、私は教員の仕事を辞めたいと思うようになりました。
この学校長は、京都市の教育委員会からやって来た人物でしたが、
「育成学級担任ごときで、アップアップしてるようでは、普通学級担任は到底勤まらない。」
「あんたは一人っ子だから、仕事が手ぬるい。」
「早く結婚して子どもを作らないと、一人前の教師としては認められない。」
等といった発言を、平気でする人間でした。
育成学級担任は、私の他にベテランの女性の先生お2方と一緒にお仕事をさせて頂き、右も左も分からない私を、温かく見守って下さいました。その先生方がすぐ側に居る所で、この学校長は「育成学級担任ごときで」という発言を平気でしていました。
偶然にも、このお2人の女性が聞いておられなかったのですが、私が学校長にこんなことを言われたと相談した所、お2人とも憤慨しておられました。
育成学級というのは、養護学校(京都市では『総合支援学校』と呼びます)に行く程の重度の障害を持っていない子どもが、健常者の通う学校で個別の指導が必要な子ども達が集まり、一緒に勉強する学級です。当然、普通学級の人数が30人前後に対して、育成学級は数名というように人数に大きな違いがあります。
しかし、一人ひとりが背負っているハンディキャップが違います。知的障害・情緒障害・肢体不自由児童等、様々なハンディキャップを持ちながら、各個人の理解度やステップアップに合わせて、きめ細やかなケアが必要となるのです。
当然、これらは30人前後の普通学級においても同じことが言えますが、この学校長は単に「人数」のみにしか着目せず、育成学級やハンディキャップを持っている児童に対しての理解が全く無いことを、自分の口から発したのです。
また、私が「一人っ子だから、仕事が手ぬるい。」という発言にも、大きなショックを受けました。育成学級の先生方も、私を過大評価すること無く、「一生懸命頑張って仕事をしている。」と仰って下さった他、他の学年の先生方も私の頑張りを認めて下さっていました。しかし、この学校長は「一人っ子だから」と限定する発言をしたのです。
私事になりますが、私は一人っ子として生まれて来た訳ではありませんでした。実は、私の下には2人の弟が居ました。しかし、私の母が出産の際に風疹にかかってしまい、流産したと両親に聞かされています。
一人っ子か否かという問題は、私の責任でも無ければ、両親の責任でもありません。それを赤の他人であるこのような心無い学校長に言われる筋合いは一切ありません。
もちろん、この学校長が私の家庭事情を知る由もありませんが、そんなデリケートな部分にも思いが馳せられない時点で、教育者としては失格だと私は思います。
私は「一人っ子だから」とこの学校長に言われた時、私の両親が取った選択肢まで侮辱されたような気持ちになりました。
言い換えれば、兄弟の多いこの学校長に「一人っ子の気持ちが分かるのか。」と私なら考えます。この学校長の考えからすれば、兄弟の多い人に、一人っ子の気持ちが分かるハズはありません。この学校長が私に言い放った言葉を、私は一生忘れることはありません。
更に、「早く結婚して子どもを作らないと、一人前の教師としては認められない。」という発言も引っかかります。今や結婚せずに独身で働いておられる先生方もいらっしゃいます。では彼らは一人前では無いのでしょうか。
この小学校には、独身の先生方も多数いらっしゃいました。私のような常勤講師では無く、正教員として一生懸命仕事をしておられる先生方もいらっしゃいました。若い先生方が少なく、なかなか声を上げることは難しい状況でしたが、男女問わず既婚の先生方も独身の先生方も、学校長の心無い発言には激怒しておられました。
私がこの学校長に対して、上記のような嫌悪感を抱いた頃、一人の女性教員が、今年度最後の3月職員会議で、重大な内容を暴露しました。この女性教員は、年度当初結婚されたばかりでした。
その時に学校長が「あんたは前年度、体調不良で沢山休んで、皆に迷惑をかけたんや。例え旦那が子どもを作ろうと言い寄って来ても、子どもは作ったらあかん。避妊せんとあかん。」と、この女性教員に、校長室で言ったそうです。
私は、この女性教員が前年度、体調不良でよく休んでいるのを知っていましたし、その都度この女性の学級に私が臨時的な代行授業を行っていました。私はこの発言を聞いた時、なぜこの女性教員が前年度、体調不良で休むことが増えたのかを悟りました。
それは紛れも無く、この学校長によるセクハラやパワハラが常時続いていたからだと。私もこの学校長に嫌悪感を抱いてからは、食欲不振・睡眠障害そして職場である学校に行くのが苦痛でした。子ども達や他の先生方と一緒に仕事をするのは何ら問題はありません。
ただ一点、この学校長に会うのが最大の苦痛でした。小学校では全学年を通して、『人権学習』を行います。その際に、学校長は子ども達・保護者・地域の方々に対して、「自分の人権と同じように相手の人権も尊重しよう。」と呼びかけます。
私は、全く実践していないこの学校長自身が、まず身を以て実践すべき最大の課題だと考えています。
最後に、この学校長は定年となり形の上では退職をしていますが、実勢は未だに京都市教育委員会の非常勤職員として働いています。もちろん、私と一緒に働いていた真面目で一生懸命子どものことを最優先に考える先生方がいらっしゃるのも事実ですし、私が尊敬する恩師は京都市教育委員会の中で、日々現場の先生方や子ども達のことを考えておられることも知っています。
しかし、私が嫌悪感を抱いたこの学校長のような教育者とも思えない人間を、未だに雇っている京都市教育委員会の中身も一体どうなっているのかと疑問を感じざるを得ません。
あなたはこの人の仕事を辞めた理由、辞めたい理由をどう思いますか?率直なご意見を是非お聞かせください。気軽にコメントを書き込んで頂けると幸いです。
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同じ京都市の教員として恥ずかしく思います。
私も全くの同感です。私も、精神疾患のため休職中の身の上です。管理職たる権力をもつ人間の発言や価値観の強制は、パワーハラスメントになることを理解した上で行動してほしく思います。閉鎖的な職員室では、日々絶対君主制の体制で、誰も戦いません。自分の立場を守るために見て見ぬ振りをしています。また、現場の皆さんは膨大な業務に追われて、余裕がありません。管理職のパワーハラスメントの背景には、膨大な業務や委員会による管理体制があるのです。委員会の体制こそが、根本的な問題なのだと思います。過労死などの裁判での賠償金は仕方ないですが、裁判になる前に、教育にもっとお金をかけるべきなのでは。優秀な人材も、過労死や離職、パワハラ上司になる負の連鎖かと。
たまたま拝見しました。大阪府で講師をしています。
そのような管理職のかたが、ふつうに教育者として勤続されているいまの日本の公立学校。 まともな先生たちもたくさんいます。そんな人の意見を聞くだけムダです。私も定年間際の先生に、自分が働き始めのころに、かなり耳を疑うような発言をされました。闘うしかないです。