【家電量販店】目標値を大きく割り込む可能性があると、売上を少しでも上げるために社員が自腹を切らされることがあります【20代前半】

職種：家電量販店販売員
年齢：20代前半

某家電量販店の販売員をしておりました。業務内容は店舗に来店したお客様への家電各商品の販売。店内業務は販売のほかPOPの印刷と商品陳列棚への貼り付け、在庫管理、他店との在庫の交換、レジ締め等々、店舗販売に関わるほぼすべてが対象となりますが、稀にお客様のご自宅へ訪問して商品を設置することもありました。

辞めたいと思った理由の第１の理由は、お金が貯まらないということです。業界は売上至上主義で、一日の店舗の売上をいくらあげなさいと設定されています。この目標値を達成できない場合、それが1日2日程度なら特にお咎めはないのですが、1週間ともなると本社から厳しく指摘されます。

矢面に立たされるのは店長なので、店長から部下へお怒りの言葉が飛んできます。大体月単位の売上を計上することになっているので、月のどこかで目標値に達成していれば結果オーライで最終的には評価されるのですが、目標値を大きく割り込む可能性があると、売上を少しでも上げるために社員が自腹を切らされることがあります。

これは店長からの強制ではありませんが、そうせざるを得ない雰囲気になります。特に店長以下のマネージャーレベルの管理職が自腹を切ると、それに従わないとバツが悪くなります。そういうことが頻繁に起こると、何のために働いているのかよく分からなくなってきます。

第2の理由としては、残業時間が多く、休みが少ないということです。店舗の営業時間は地方だと10：00?21：00、都市部だとそこから1時間遅れる感じなりますが、早番の人は1時間前には出勤して店舗の掃除とPOPの貼り替え、その日の各人の売上目標などを確認し、朝礼を行います。

閉店時間までいるのは遅番なので本来ならば閉店1時間前で帰っていいはずでうすが、その日のお客様の入りの状況等で帰れないことが多々あります。また、月末の棚卸しの日は早番遅番関係なく夜12時くらいまで残業することになります。

かつ、業界的には土日祝日はまず休めないうえ、週に2日あればいい休日にお店から呼び出しがかかることもあります。そうなったらその日の休日気分は台無しです。

第3の理由としては、上司達が理不尽な要求ばかりしてくることです。売上第一なので上司たちもさらに上からせっつかれているので大変だとは思いますが、売上を上げられない時は罵詈雑言が飛んできます。お客様から見えるところでも直球に文句を言ってきたりします。今で言うところのパワハラに近い感じです。