【旅行代理店】このまま線路に飛び込んでしまえば楽かもしれない・・・と思ってしまいました【30代前半】

職種：旅行業
年齢：30代前半

私が仕事を辞めたいと思ったのは、以前勤めていた旅行関係の仕事で、ちょうど３０歳のころでした。２２歳で旅行関係の会社に就職し、ずっと頑張ってきましたが。３０歳のころになると仕事量も格段に増えて、残業も一気に多くなり、本当に毎日疲れていました。

本当なら週休二日制のはずでしたが、旅行関係の仕事はどうしても繁忙期というものがあり、その年の繁忙期はとても忙しくてろくに休みも取れないような状態でした。

仕事が終わっても、上司や職場から夜の１０や１１次に電話が来るのは当たり前、時々海外からの問い合わせもあり、ひどい時にはメールを通して夜中の２時に打ち合わせをしているような状態でした。

そういう働き方はよくないということは、頭の中ではよく分かっていましたが、海外からの重要な連絡が来たような場合は「今話をまとめておかなければ！」と思ったりして、ワーク＆ライフのバランスはめちゃくちゃでした。夜しっかり休みを取れないので、当然翌日も疲れ気味となります。その上国内海外を問わず出張が入りそれがまた疲れに拍車をかけていました。

あまりに忙しすぎると、だんだん頭の中はマヒしていくようです。最初は働きすぎということに対して同僚同市不満を話したり愚痴を言い合ったりしていましたが。そのうちだれも何も言わなくなっていきました。

ただ毎日を目の前の仕事を片付けて出張をこなすだけでの日々で、まるで機械のように会社に出勤していました。そうなると、もう気持ちの上で辛いとかそういうことを考えなくなっていました。

そんなある日、会社に向かおうとする日の朝、ぼーっと最寄駅のホームに立っていた時、思わずふらふらっとホームのぎりぎりまでよろめいてしまいました。まだ電車が入ってきていなかったのですが、このまま線路に飛び込んでしまえば楽かもしれない・・・と思ってしまいました。

その時はまだ電車が入ってくるまでかなり時間がありましたので、実際に電車が入ってくる時には冷静になって、線路に飛び込むということはなかったのですが、自分でも「これは危ない」と感じたのです。

その後会社の上司に休みをくれるように頼みました、このままでは自分自身がだめになってしまう、病気になってしまうということを説明しました。しかし、いくら上司にお願いしても休みはなかなかもらうことができず、そのまま疲れがたまる毎日でした。

そののち別の会社に転職したのですが、あのまま同じ会社にいたら、中年になる４０代や５０代になって、きっと体を壊していたと思います。あまりにも過酷すぎるオーバーワークをさせる会社を、本気でやめたい・やめなきゃ・・・と思った体験でした。