【翻訳】しかしこの会社の人たちは昔のままで時代が止まっており、新しい知識を吸収しようとする心構えがありません【20代前半】

職種：社内翻訳
年齢：20代前半

3年ほど前に社内翻訳の仕事をしていました。もともとフリーで翻訳の仕事をしていたのですが、雇われている翻訳者の仕事はどんなものかと興味を持つようになったので社内翻訳者として働くことにしました。

実際に働いてみると、私がいた会社にはいい翻訳者があまりいませんでした。ただ長年そこで働いている人は当然自分ができると思っているので、周りの人は長年やっている社内翻訳の人の実力を確認することなく、仕事ができる人だと思い込んでいました。

私が実際に翻訳したものを長年社内翻訳をしている上司にチェックをしてもらうことがあったのですが、その際に必ず間違った訂正をされます。明らかに私の方が正しいのにもかかわらず、違う言い回しにするように注意され最初はこのことに意見していたのですが、時間が経つにつれ無駄なことだと思い指示に従うようにしました。

ただ明らかに間違った内容だとわかっていたので、それを私が翻訳したということで提出するのはとても辛かったです。そんな日々を送っていると、ある日私の翻訳内容がおかしいということを言い出す人が現れました。

それに対し私は確かに内容はおかしいだろうなと思ったのですが、翻訳をしたのは自分でも最終的に手直ししたのは上司だと言いました。しかし上司はすべての責任を私に押しつけて、自分は関係ないという流れにしました。

そのことにものすごく腹が立ち、それからは上司の間違いをすべて指摘するようにしました。しかし上司も含め長年その会社で社内翻訳をしている人は自分の間違いを本当に認めなくて、多数決で私の方が間違っているという雰囲気になることがほとんどでした。

簡単に言うと、花子や正子など子のつく名前を聞くと若い人の場合ある程度年配の方を想像してしまうと思います。時代とともに名前の流行は変わっていきますが、それでも私の上司は花子や正子のような年配の方に多い名前をあたかも若者に人気で若者の間で流行っている名前だと主張するのです。

言語には流行り廃りがあり、過去に使われていた表現でも現在ではあまり使われないといったものが数多くあります。しかしこの会社の人たちは昔のままで時代が止まっており、新しい知識を吸収しようとする心構えがありません。

なのでこんな会社に居ても私が得るものは何もないと感じたのでやめることにしました。ただ組織の中で翻訳をするということがどういうことかを知ることができたので、いい経験になったと思います。