【物流】ひざを強く打ってしばらく足を引きずって仕事をしましたが、誰も心配もしてくれなかった【20代後半】

職種：物流
年齢：20代後半

こんなキツい仕事が有るのかと思う位、もの凄く体も精神的にもキツかったです。メーカーの子会社の物流部門で働いていました。主な仕事は商品をお店に卸す仕事です。

そこで現実を知る事になります。ともかくお店の言いなりでした。例えば、「強引に卸の値段を下げろ」と言われて、さすがに『それは無理です』と断りました。

怪訝そうな顔をして何も言わずにその場からいなくなりましたが、会社に帰ってビックリです。上司から『お前、あの店で逆らったそうだな』といきなり説教されました。

どういう風に言ったのかまでは判りませんでしたが、電話して上司に文句を言ったそうです。ビックリしました。きちっと説明したのですが、『そこを上手くかわすのも仕事だ』と言われました。

もの凄いストレスが溜まりました。ともかくこちらの一挙手一投足を見ては告げ口をするので、疲れてしまいました。しかも何でこんな事までと言う事も有りました。

やる気が失せた時に追い打ちをかけるように、荷物がもの凄く重くて本当に涙が出ました。一度、雪の日にトラックから荷物を下ろそうと思って滑ってしまい車から落ちた事が有りました。

ひざを強く打ってしばらく足を引きずって仕事をしましたが、誰も心配もしてくれなかったです。その後に腰を痛めました。ぎっくり腰です。

腰を痛めると厄介です。ともかく動けなくなってしまって、会社を休もうと電話したら、『人数がいないので休まれたら困る』と言われました。

『はってでも出て来て下さい』とこの時は呆れて何も言えなかったですが、親に会社まで着いて来て貰って『診断書です。暫く休みます』と上司に言いました。

流石に親が一緒だったので何も言わずに『判りました』と言ってその場は下がりましたが、ちょっと首を傾げる事が多くなって来たのは事実です。腰はあまり回復しなくて2週間休みました。只、この不況です。さすがに危機感は有りましたので、出社はしました。

そして、上司に部署を変えて下さいと直訴しました。座って出来る仕事に変えて下さいと頼みました。診断書を出した際に、お医者さんからも『あまり重い物を持つと腰に負担がかかり過ぎるので』。

『出来たら違う仕事をして下さい』と言われました。でも、上司は『人数がいないんだ、休み休み仕事をして貰って構わないので』と言って仕事の部署を変える事はしませんでした。

情けなくて涙が出ました。これじゃいてもしょうがないと思って、退職願を出しました。今は小さい会社ですが座ってパソコンを使う事務の仕事をしています。

お給料は安いですが、『これが本当の仕事だな』と思っています。結局キツいだけで何も得る物が無かった数年間でした。辞めて本当に良かったです。