【販売員】東京から来た上司にとても期待をしていましたが、地方に来た上司はとてもやる気のない方でした【30代後半】

職種：洋服の販売
年齢：30代後半

私は洋服の販売員をしていました。社会人としては初めての職場だったので、どんな仕事も楽しく取り組んでいました。オープンしたてのお店だったこともあり、集客率はとても高く、お客さんとも仲良くなっていったので数カ月はとても充実した日々を送っていました。

しかし、働いていた同僚とうまくコミュニケーションがとることが困難になりました。理由は、年下の私が店長に抜擢されたことです。年上だったその方は、以前の仕事も服飾系のお店だったこともあり自信もプライドもあったと思います。

しかし、上司から店長に抜擢されたのは社会人経験が数カ月の私でした。とてもうれしい半面、どう仕事を進めていったらいいのか分からず困りました。次第に文句を言ったり、こんなお店で働かなければよかった、などと言うようになりました。

私にとっては、夢の職業。店長としての職場。どうしてそのような事を言うのか理解できなくなって行きました。全く話さなくなってから数カ月、一番忙しい時期に家族の健康を理由に退職していきました。

３０代にもなって、自分が選んだ仕事に文句ばかり言って、自分の将来にも悲観的な同僚に嫌気がさしました。私はそれ以来、そんな３０代には絶対なりたくないと思うようになりました。

その同僚が辞めてからは、私よりも年下の子たちが入れ替わり入るようになりました。私もそこに勤めて４年が経ち、そろそろ結婚の時期になりました。

結婚式が間近に迫るころ、一度も有休をもらったことが無かったので、上司の方に結婚式の連休をもらいたいとお話をしました。すると、結婚式でも有休はあげられないと言われました。

今までどんなに大変でも真面目に勤めてきました。わがままも言わず、残業代が出なくても大好きな仕事だったので残業をしてタクシーで帰る日も多々ありました。私は自分給料を削り、３連休を頂きました。他県で行われた結婚式だったので、ゆっくりすることも新婚旅行に行くこともできず終わりました。

結婚後も毎日、精力的に働いていました。しかし、リーマンショックを過ぎたころから全店の売上が下がるようになりました。人事異動があり上司がほぼ入れ変わりました。

東京から来た上司にとても期待をしていましたが、地方に来た上司はとてもやる気のない方でした。提案をしても電話をしても、気力もなく何もするなと言いました。次第に上司との対立が激しくなりました。

店長として何もできない、何もしないのがとても嫌でした。意味の無い研修にお金を使い、売り方も迷走していたので、すっかりスタッフとの信頼関係を失っていき、長年勤めた先輩たちが職場を離れて行きました。

辞める時にも有休の消化がもめごとになり、みんなの不満は爆発。私も、退職を決めました。大好きだった仕事ですが、人間関係が悪くなると長く続ける事はとても無理だと思いました。