【受付】自分には存在価値がないように思えてしまったことも大きなストレスでした【20代後半】

職種：受付
年齢：20代後半

地方空港の案内所で受付の仕事をしていました。１年ほど続けたのですが、華やかなイメージとは裏腹に辛いことが非常に多くて毎日のように辞めたいと思っていました。私が退職に至った理由は下記の通りです。

不規則な勤務体系

空港は朝早くから夜遅くまで使われている施設なので、早朝勤務や深夜勤務がシフト制で割り当てられていました。早朝勤務は朝も暗いうちから家を出て出勤することもしばしばで、冬場などは特に辛かったです。

また、早朝からの勤務や深夜に至る勤務が交互にやってくるので体内時計のバランスが崩れてしまったようで、風邪を引きやすくなりました。このままでは本当に体を壊してしまうと不安になったのが退職検討理由の一つです。現に先輩で健康を害して退職された方が何人かいたので、明日は我が身だと感じていました。

接客のストレス

やはり、人間を相手にする仕事は精神的に疲労しやすいと思います。自分に非がないような内容のことで怒鳴られたりクレームを受けたりすることもしばしばでした。

また、案内所なので色々な問い合わせが多かったのですが、道などを教えても「ありがとう」「わかりました」など反応してくれる人がこんなに少ないものなのかと非常に驚きました。

私が案内し終わると、皆目も合わせないだけでなく返事すらせずに、そのまま去ってしまうのです。聞くだけ聞いたら用はないと言わんばかりで、私だって人間だから悲しくなります。そういう風に人から扱われると、自分がまるで道案内の機械になったような感覚で、自分には存在価値がないように思えてしまったことも大きなストレスでした。

人間関係の悪さ

受付という女性中心の職場ということもあり、かなりドロドロした人間関係でした。みんな足の引っ張り合いをしたり、派閥を作って仲間はずれにしたりというのが日常茶飯事で辛かったです。

新しい人が入ってきても、人間関係が悪すぎてすぐに辞めてしまうため、なかなか人材育成が進まず、そのしわ寄せは私たち社員にきます。それに嫌気がさした社員がさらに退職してしまうという悪循環でした。現場の社員の声が全く上層部に届いておらず、いくら現状を訴えても全く改善されなかったため、私も退職を決意することとなりました。

これらが原因で私は仕事を辞めたのですが、今でもあのとき辞める決断をしたことは全く後悔していません。本当に辛いと思ったら逃げてもいいんだなと実感することができました。