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仕事を辞めたい人達の相談所

【建築】AをBにするよう指示されたので直したら次回からはBをAにするように言われる【20代後半】

      2015/02/17

職種:設計事務所
年齢:20代後半

20代前半に、設計事務所で働いていました。大手設計事務所から独立して会社を立ち上げた社長は、私の父と同じくらいの年齢でした。年齢の違いはありましたがなぜか馬が合い、居酒屋で親しくなった人でした。

会社は軌道に乗っていたのですが、社長の後継ぎがおらず、もしよかったら会社を継ぐつもりでやらないか、と当時大学を出ても職が決まらずふらふらしている私を雇ってくれました。

私は全く建築の知識がありませんでした。社長は、経験も知識もない私を立派に育てようとしてくれたのでしょうがあちこちに研修に向かわせました。

社長の会社は大型の建物に関わる設計に携わる設計事務所だったので、関わる関連会社も多く、研修先には事欠くことはありませんでした。そこで、実際の工事の仕事をしてどんな仕事なのかを研修先で学び、同時進行で設計については設計事務所での仕事も求められました。

社長の期待は嬉しく、何とかその期待に応えようと努力しました。工事会社というのは短い工期を求められるので、結果工事会社自体も仕事は激務になります。

工事現場に関わる仕事だと休みは日曜のみ、定時で帰れる日は一日もなかったと思います。足場を走り回り、へとへとになって帰って、設計事務所でも雑務や基礎知識の学習、学習結果の報告を一人誰もいない会社で行うのです。

残業代もボーナスももらったことはありませんが、それでも2年ほどこの生活を続けました。早く一人前になろうと努力しましたし、この生活の間も社長は何かと気にかけてくれて、この人の為に頑張ろうと思えました。ですがどうしても辛くて耐えられないと感じる事は起こり、その原因というのが設計事務所での直属の上司でした。

この上司は何かと私の事が気に入らないらしく、提出の書類や報告のメール等でも、理不尽な文句を付けて何度も何度も訂正を求めるのです。上司の訂正は具体的な訂正案もなく、AをBにするよう指示されたので直したら次回からはBをAにするように言われるような理不尽なものでした。

恥ずかしながら大学を出た後も社会人として働いていなかったので、当時は正しい言葉遣いを身に着けていませんでした。ですが、研修先での先輩方は皆丁寧に細かいところまで教えてくれたので、一度訂正を求められて作り直したものは問題のあるものではなかったはずなのです。それでも、どんなに仕事に追われていても第一に上司への再提出を求められ続けられるのです。

二つの職場を行き来して、ただでさえ長い労働なのに日に日に上司の要求に応えるのにかかる時間が増えていきました。最終的には唯一の日曜の休みも仕事をしなければならないような例もありました。

これだけでも随分苦しい思いをしました。研修先の先輩方にも心配をかけたように思います。それでも、社長は変わらず接してくれていたのでなんとか頑張れました。

ではなぜ結果的に退職してしまったのかというと、社長に精神的にとどめを刺されたからでした。きっかけになったのは、東北地方太平洋沖地震です。私の実家は福島でした。地震の翌日は交通麻痺していたこともあり、研修先では休むように言われました。その時は被災地の状況はわからず、常にニュースの続報を待っているような状態でした。

自宅で続報を待ちながらやきもきしていると、設計事務所への出勤を命じられました。そして交通麻痺の中、なんとか出勤すると、社長に社用車のガソリンを入れるように頼まれたのです。当時はガソリンスタンドにも数時間待ちの列が出来る程で、私はその為だけに呼び出されたのです。

私は家族が心配なので、出来ればせめて安否がわかるまでは待たせてほしいと頼みました。すると社長に「会社に入ったら親の死に目にも合えない事はある。俺も会えてない。お前もそれくらいの覚悟で仕事をしろ」と言われました。

日々の生活にも疲れ切っていた私には、この社長の言葉はとどめでした。社長にも上司にもついていけない、と思い、そのまま間もなく退職することを決めたのでした。

 - 辞めた理由 ,

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