【映像制作】出資者に責められたり、社長の夜逃げのような荷物の運び出しを手伝わされたり【30代後半】

職種：映像制作・放送運営業会
年齢：30代後半の女性

現在の仕事を辞めたいと思っています。実はこの会社には今年転職して入社しました。若い社員が多かったのですが、新しい映像制作の事業が始まり、未経験ながらも自分のこれまでのキャリアを生かせるところを役割をまわしてもらい、チームの一員として働いている実感がありました。人間関係は良好で、大変ながらもみんな一所懸命自分の業務に責任感を持って常務に取り組んでいました。

ところがある日、会社側からいきなり給料が未払いになるという事態が発生。どういうことだ、と社員同士で話していましたが、社長が「事情があってこっちの会社から出すから」と、関連会社から給与の振り込みがされました。

事情もわからないまま、でも日々の業務に追われていた私たちは、とりあえず給料は支払われたし、ということで引き続き業務に邁進。映像制作に加えて、イベントの撮影などの仕事もあり、みんなで徹夜して取り組むほど忙しく、でも誰も根を上げずに頑張っていました。

ところがイベント本番前日、これまであまり会社に顔を出したこともない会社の出資者が会社に弁護しとやってきて、「君たちがやってる業務はうちの会社で請け負ったものではないから。その準備でうちの会社の備品を使うな。」

といきなり宣告され、イベント準備のために行っていたコピーを止められたり、備品も持ち出すなと言われる始末。私たちにとっては全く寝耳に水。会社の業務と思い必死にやっていましたし、本番前日でそんなことを言われても、明日は本番ですしやらなくてはならないのです。

何とか本番は乗り切りましたが、その後きちんとした説明もないままに会社は解散。社長が資金をかき集めて自分が持っている個人の会社でこれまでの社員と業務を引き取ることになりましたが、私たちは実際に何が起こったのか一切説明されないままに会社を移ることになりました。

その間にも、出資者に責められたり、社長の夜逃げのような荷物の運び出しを手伝わされたり、それでもこの事態で給料を払ってもらっているし、と思いやっていました。

状況はだいぶ落ち着いてきましたが、いまだ何が起こったか説明されず、かつ問題を起こした一端を担っているはずの社長が「俺がこんなにやってるのに誰もちゃんとやってくれない」などと周りに八つ当たりとしか思えない行動や発言をしだしました。

前の会社で役員に名を連ねていた男性スタッフはみんな会社を離れ、でも私たちは目の前の業務を止めてはいけないと思い必死にやってきたにもかかわらず、です。社長の八つ当たりは日に日にひどくなり、社員もみんな身体的にも精神的にも疲れ果てています。

真面目にやってきただけなのに、という思いにみんな駆られています。いい加減、ここにいても自分自身を消耗するだけなので、勤め始めてまだ1年もたっていませんが、もうこの会社は辞めようと引継ぎ用のマニュアル作成や転職活動に向けて動き出しています。