【印刷】モチベーションを失った社員が飽和している会社は決して成長していくことはできない【30代前半】

職種：印刷業
年齢：30代前半

私が仕事を辞めたいと思った一番の理由は、自分の会社が自分の仕事に対して評価をしてもらえる環境ではないことである。私は、印刷物を製本したり加工したりする部署に在籍しているが、自分より上の立場である人たちが製本する機械に対しての知識がないため、例えば自分が予定よりも早いスピードで仕事をしたり、機械では難しい作業をやったとしても誰にも評価してもらえない。

基本給は入社した時期で決まっており、これは昇級することがなく、給与のベースアップは技能給で調整されるが、ここの技能を査定できる人物がいないので、技能給をあげることすら難しい。給料アップのためには残業するしかないのだが、例えば機械の能率を落として作業時間を延ばすことで残業すれば給料があがるといったシステムに非常に疑問を感じる。

もちろん、本来であれば就業時間内に目いっぱいの仕事を終えるというのも評価されるべき対象なのであるが、これが努力によってなされたものなのか、もともとそのくらいの作業量であったものなのか判断できる者がいない。

これでは仕事を時間内に終わらせることができずに残業をたくさんした新入社員が一番給料をもらうことになってしまう。自分の直属の上司は、一応作業の責任者にあるため、何度かこの件に関して直談判しに行ったことがあるが、この上司は人間関係上、給料を査定する人物に意見できることにないため、なんの解決にもならなかった。

これでは仕事に対して自分の目標を見つけることができず、仕事に対してのモチベーションがあがらない。モチベーションは、会社が良くなっていくための原動力であり、一般企業においても、どうすれば売り上げを伸ばしていけるか、会社のために自分には何ができるかを考えることが必要であり、そのモチベーションを失った社員が飽和している会社は決して成長していくことはできないと私はかんがえている。

そういった使命感で同年代の友達が頑張っていると思うと、自分はこの会社にいて成長できるのかと疑問に思うようになり、今もずっと会社を辞めたいと考えている。

他にも辞めたい理由はいくつかある。例えば接客や営業とは違い、業種が専門的すぎて、転職がしずらいこと、面接時にアピールしやすい能力を培っていくことが困難であることがある。

印刷業でもデータを校正する部署であれば、PCのスキルは上がっていくと思うが、加工における機械は専門的すぎて、アピールしずらい。にも拘わらず、怪我をしやすい環境に置かれているため、転職をせざるを得ないという状況になる可能性が非常に高い。

こういったところが私が今の仕事を辞めたい理由である。