【事務】トイレに隠れて泣き崩れてしまいました【30代前半】

年齢：30代前半
職種：IT企業事務職

結婚を機にやめた会社ですが、私の上司は凄く腹が立つ人でした。会社全員が彼に気を使い、彼の機嫌を伺い、直属の部下になる人は体調を壊し、それでもみんな文句を言わず日々我慢しました。今考えると、何も言えなかった自分が嫌になります。

何に対しても人を馬鹿にしたような態度、人を見下すような受け応え、毎回鼻で笑う。自分が飲みがある時は早く仕事の確認をしてくれ、自分が用事がない時は確認を後回しにして私たちをなかなか帰らせようとしない。部下が日を超えて残業しようとお構いない、例えフロアに１人になろうとも・・・。

日々我慢をしていましたが、どうしても耐えられなかった事があります。忙しい決算時期が続き、やっと決算が終わったのがその日の定時前。やっと今日は早く帰れると思ったその時、分厚いファイルを手渡され「これを明日までにコピーしといて」といわれました。

中身は、薄い書類が何百枚も・・。それを一枚一枚コピー。両面印刷は用紙が薄い為一枚一枚行いました。その上司に文句を言われたくない為、意地でも朝一で提出してやろうと決算が終わったその日に夜遅くまで残り、全てのコピーを行い彼の机に提出しておきました。
次の日出勤してきてそのコピーを見た彼が、まず鼻で笑い・・続いて言った言葉

「は？両面コピーしてないじゃん」

「はい、用紙が薄かったので一枚一枚行いました」

「これじゃ両面コピーじゃないよね、はい全部やり直し」

今までずっと我慢してた涙が一気に流れ落ち、トイレに隠れて泣き崩れてしまいました。それを少し感じたのか「まぁ今回は許すけど、次回からは気を付けてね」今までずっと生きてきた中で辞めた以降も彼みたいな人間に出会う事がありません。しかし、彼の下でずっと我慢してきた分、少しキツイ仕事も全然楽に思えます。

ずっと反抗できなかった私の唯一の反抗は、彼だけに結婚報告を行わず、部署の中で彼だけ結婚式に呼びませんでした。小さな反抗ですが、少しだけ気が晴れました。

しかし何年たった今も、なぜ彼のする事にきちんと自分の思いをぶちまけなかったのか。なぜ全て我慢して受け入れたのか。今でもずっと後悔しています。

彼のような人にはなかなか出会いません。出会いたくもありません。今思えばイジメの部類なのかなと思いますが、当時は気づかないものなのですよね。彼は今も昇進してないようです。それが会社からの彼の反抗なのでしょうか。